大阪府のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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彼のこだわりと成長物語

2020/09/09 01:41
  

6つあるゴールに1〜3名で分かれ

6分間、ペイントの外から

「何本シュートが入るか?」

チャレンジするメニューがある
 

毎回、少し前の自分と比較する

「前回の自分のスコアを超えたか?」

 

 

ミラクルズのベストスコアは100本

 

その記録を持つ彼

今回は60本だった

 

その本数に周りがどよめく

(何があった?)

彼は目に涙を浮かべていた

 

 

 

その時の彼のフォーム

悪くはなかった

 

 

ただ、ひとつのゴールに

3名が集まりシュートを打っていた

 

ボールが当たって外れたり

打つタイミングが重なったり

いろんな要素があった

 

 

そして

いつもどおりに打てないもどかしさ

集中力も6分間が続かなかった

 

 

 

シュートが入らなかったことを

人のせいにするか?

それとも原因を自分に問うのか?

 

 

 

そこが成長の分かれ道

 

 

 

脳は失敗を人のせいにしているうちは成長しない

失敗と捉えた時に脳の回路は修正され成長する

そう思っている

 

 

 

人のせいにすると失敗したことにならないから

脳の失敗した回路は残ってしまう

 

 

 

 

そんな話をした1週間後

また6分間シューティングのメニュー

 

 

 

彼の行動が気になった。

(次こそは!!)と思っているだろう。

 

 

彼はどこでシュートを打つのかな?

チームメイトをどかして1人で打つか?

それとも2人のところを探すか?

動きをおった…

 

 

 

目を疑った

3名が集まっているゴールにいる…

 

 

ベストスコアを更新するため

他のメンバーに「違うゴールに行ってくれ」

とお願いすることもできるだろう

 

 

「一人で打たせてくれ!」

と言ってもおかしくない

 

 

彼は3人が集まるゴールに立っている

仕方なく?考えていない?あえて狙っている?

わからなかった

 

 

チャレンジが始まった時に

(あえて狙って行った!)

と確信に変わった

 

 

他の2人とタイミングをずらすように

タイミングを測っている

早く打てそうな時はダッシュしてシュート

 

果敢にチャレンジしているのが見えたからだ

 

 

 

彼は失敗を人のせいにせず、

自分であることを受け止めたんだ。

その行動が誇らしかった。

 

 

結果80本。

 

ベストは更新できなかったけど

報告する彼の顔は誇らしかった

 

 

わかっているけど彼に聴いてみる

「あえて3人のところに行ったのか?」と…

 

 

「うん」

彼はうなずいた

 

 

すなおに感動した

子どもの成長は限りがない

あらためて感じる

 

 

彼のこだわり

そんな彼の成長物語

 

 

感動をありがとう

 

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