ヤクルトの大ファン
提供元:ARK OKINAWA
2020/03/02 21:26
こんにちは!ARK又吉です!
今日は先日ご逝去されました野村監督の著者「野村ノート」について書きたいと思います。
*かなりの超大作になってしまいましたので時間がある時にでも読んでください。笑
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僕は基本的にスポーツ全般好きですが、特に幼い頃は野球少年でヤクルトファンでした。
(少年野球入部寸前で友人にバスケ部に勧誘され簡単にミニバス入部。。。笑)
その当時からヤクルトが好きで、なぜ好きかと言われると記憶が曖昧ですが、タレント揃いの人気チームよりはチャレンジャーチームを応援したくなる性格の為、好きになったと思います。(なのでジャ○ア○ツは昔からあまり好きではないです。。。笑)
その頃の野村監督率いるヤクルトは幼いながら魅力的で、選手はもちろんですが、野村監督がニュース番組でぼやいているシーンを観たり、野球論を語っている番組で野村監督の考え方に共感をもつようになり大学生や社会人なっても野村監督のコラムや本を見つけたは読んでいました。
この「野村ノート」という本は野村監督が考える、指導者として、社会人として、人としての事が本人の経験を織り交ぜながら書かれています。読んでみて、僕の仕事に対する考え方やバスケットボールに対しての考え方を具現化してくれている部分や気づきの部分も多い本です。今回は特に感銘を受けた二つに絞り「弱者の兵法」と「組織(チーム)作り」について書きたいと思います。
●弱者の兵法
弱者の兵法の大きくは「教育論」と「戦術論」であり、教育論に関してはプロ野球の監督には珍しく、プロ野球選手に対して人間教育に力注ぎ、「人間的な成長なくして技術的成長なし」という言葉からも、技術よりまず先に人としての大事な事を伝えていく指導法でした。
戦術論は下記の5つにまとめ
①戦力分析と具体的な攻略法
②コンディショニング
③出場選手の決定
④どの試合を重視するか
⑤無形の力を重視した戦い
全て勝つ為の準備を行うということですが、ここでは⑤の無形の力に注目したいと思います。
⑤の無形の力は能力(技術や体力)などの有形の力の対義語で、"知識"と"伝統"をさしています。
その頃のヤクルトはID野球をスローガンにデータや知識を駆使した戦い方や野村監督の実践指導のポイント、「ツボ」「コツ」「注意点」で指導した選手の活躍により、在任9年で4度のリーグ優勝3度の日本一になりました。野村監督が退団した後も、目立った選手の補強なくても強さを維持し、次の監督になっても1度優勝しています。
それを踏まえ、チームに受け継がれた財産が"伝統"という無形の力になると野村監督は書いています。
ここでいう財産はデータや知識を駆使した戦い方で、その戦い方が選手やスタッフまで浸透しており、野村監督退団後も試合前の勝つための準備をし、それが当たり前になり、伝統という無形の力に変わっていくという風に読み取れました。
チームスポーツの指導者や会社の組織に当てはまりそうな考え方ですね。
強いチームや強い組織には伝統があります。その伝統を新しいチームや弱い組織で、一から作る事はとても根気のいる事ですが、一度その伝統を作る事ができれば、先輩が後輩へ教え、その時には指導者が言わなくても選手同士で成長していく事でしょう。組織に例えても、社員が新しい社員に会社の理念や正しい仕事のやり方を教える事で新しい社員もすぐに成長していき、また次への繋がるでしょう。
野村監督がご逝去された後に、今シーズンの各球団の監督、コーチ陣が野村監督が指導した選手がたくさんいる事がフォーカスされていました。野村監督が残した伝統はまた次の世代へ受け継がれていくと思い改めて偉大な指導者だったんだと思いました。
●組織(チーム)づくり
「人間誰もが不満をもっているもので、それを口に出すか、出さないかが良い組織か悪い組織かの境界線となる。1人が不満を言うとそれが蔓延して組織のムードが悪くなっていく。その不満を抑制できるかできないかが問題なのだが、裏を返せば不満のある人は理想を描いており現実と理想のギャップが大きい為、不満を言うのである。しかし、だからこそ、そのギャップを埋める為に努力が必要で、その先にあるのが理想であり、夢や希望である。」
この文章の理想と現実のギャップが不満という部分はかなり腑に落ちる部分ですよね。
僕も大なり小なりなにかしら不満に思うことはあります。僕はこの文章から綺麗事かもしれませんが、自分の思い通りにいかなかった時に、その原因が他の人のミスだとしても原因は自分にあるとベクトルを自分に向ける事が大事だなと解釈し、社会人から今も心がけています。
ずっと僕は営業職だったので、対相手がいる仕事柄、同僚のミスで相手に迷惑をかけた場合、謝るの俺だぞと一瞬イライラしますが(笑)相手に迷惑をかけた以上、同じミスを繰り返さないよう改善策を取らないと次に繋がりません。同僚もミスしたいわけでやってるわけでなく、その原因がどうであれ、最終的にベクトルを自分に向け、また同じようなミスがお互いに起きないよう考え、今後ミスしそうなカ所などを特にコミュニケーションをとって情報共有し改善に努めます。
自分にベクトルを向ける事が大切なのは、バスケットと言わず、スポーツでも通ずる部分だと思います。
身近な例えでいうと、BEASTYCLUBの生徒達は日々、岸本HCや宮平ACの指導のもと練習していますが、注意される事の多くは、練習の取り組みが悪かったり、仲間への声かけができなかったりと技術以前の事が多いです。コーチ達はもちろん上手くなって欲しいから、スキルなどの前にその部分の大切さを伝えています。もしかしたら、俺は声を出している、他の人が声を出していないからだ、そもそも、そんな事はいいから早く上手くなるためにシュート練習や紅白試合をしたいと思っているかもしれません。しかし、ここでコーチに注意されている事を自分の成長の為だと考え自分にベクトルを向け、自分が率先して声を出したり、仲間への声かけを積極的に行い周りの仲間が声を出しやすい雰囲気を自分で作る事ができれば、選手として成長はもちろんですが、人としての成長でもあると思います。今は生徒達の題材がバスケットなだけで将来、社会にでて、何か不満に思う事があった時に、自分にベクトルを向け、自分が努力して変わっていけば、自分の理想や希望に近づけてると思います。
(何事も自分にベクトルが向けば、シンプルにとりあえず、目の前のことを頑張れば成長できるだろう!というマインドになります笑)
「野村再生工場」と言われるくらい、埋もれている選手を発掘育成したり他チームで解雇になったベテランを再契約、スカウトでは、一芸に特化した選手(俊足、守備職人など)を獲得し、そういう選手を適材適所で起用して活躍させました。
乏しい戦力で独自の育成や情報を活かした采配を強みにタレント揃いの強いチームと同等に戦う事ができました。今回のブログに書けてないですが、僕はそういう野村監督の戦術の部分や采配の話も好きで、バスケットボールに変換して考えることもでき、楽しむことができます。
他にも、阪神の監督後任になぜ星野監督になり優勝する事ができたか?(その後、楽天も同じパターンで優勝)など、イチロー、清原についても書かれているので読み応えあります!
この本はチームスポーツの指導者の方にもオススメですが、仕事でも活かせる内容だと思いますので、多くの方にもオススメです。お時間のある方は是非読んで見てください。
ARK OFFICE&SHOPにも1冊ありますので商品お買い上げ頂いたらレンタルしますよ!笑
こんな長い文章を最後まで読んでくれありがとうございました。
ps.久しぶりにこんなに文章書きました。
書いては消して書いては消しての繰り返しだったので、1発で決めれる文章力欲しいです。。。
(書き始めて3日目に誤って削除、それから8日かかり終了笑)
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