ナオさんのADAPT日記(島合宿)
先週末は、岡山県笠岡市の白石島へ
レクリエーション合宿に行ってきました。
島の体育館がワクチン摂取会場となっており、
利用出来ないとのことで、小学校をお借りしました。
毎年夏は、遠征を兼ねて県外まで、BBQも
できる施設に大型バスを借りていくADAPT。
今年は1年生やBNも多いし、コロナでどうなるか?
ということもあったので、思いきって、
県内でレクリエーション合宿を企画しました。
委員会を立ち上げ二度のミーティングを開き、
部屋割りや担当決めをしたり。
当日は、部屋割りなんて関係ないような
夜更かし?があったらしいけど爆。
岡山駅前集合組と、港集合組。
かつ途中の駅から乗り込む選手もいたりで、
バタバタで始まった旅。
フェリーでは、「島ののどかさ」を早くも
感じる改札の仕組み(笑)
かたいことは無し?でもモタモタしてると
何か何だかわかんなくなっちゃう?そんな
雰囲気に、みんなテンション高めで島に到着。
港→旅館→体育館
全て歩きます。
(ちなみに笠岡駅からフェリーの港までも)
旅館は、砂浜海岸の目の前なんだけど、
海岸沿いを歩くと遠い。なので、
ナオさんが下見に行ったときに教えて頂いた
民家の間を進む裏道を行きます。
ふたりくらいしか通れないくらいの道幅
だから、ゾロゾロと連なって(笑)
途中、縁側で涼んでいる島民のおじいちゃんに
みんなで元気に挨拶すると、手をふってくれたり、
それはもう町ではあまり体験できない道や
景色。
暑さのなか、文句も言わず、おしゃべりしながら、
楽しく道を確認しながら歩く姿に、みんな
すぐ頼もしくなっていくのが感じて嬉しかった。
旅館につくと、ほぼ貸切状態に大興奮と、
虫だ~!!!で大騒ぎ。
お昼にカレーを頂き、早速ポットの麦茶を畳に
こぼし(汗)ごめんなさい。
練習の支度をして、港を超える距離にある体育館へ
また歩く。
着いたときには汗だくで、約2時間体育館で
レースしたり、バスケしたり、寝転がったりと
遊びました。
そしてまた歩いて旅館へ戻りお風呂のあとは、
サンセットをのぞむBBQ。
お肉も海鮮もお野菜もボリューム満点でした。
1年生の席からは、仲間の手拍子に包まれる
アカペラでの歌声が聞こえたり、
汗だくで焼いてくれている保護者さんを
笑わせる選手がいたりで、とてもリラックスした
ひとときでした。
食べ終わったら全員海に向かって「お叫びタイム」
ナオさんが、懺悔でも、気持ちでも、決意でも
なんでもいいから、ひとりひとり海に向かって
デカイ声で叫んで!と。
最初は恥ずかしがってたけど、ひとりふたりと
進むうちに、みんな面白いことを叫ぶように
なり、大声で叫んで笑って気持ちよかった!
暗くなった頃に花火をして、
(花火なんて何年ぶりだろ?)
お決まりの海に担がれるひとがでたりで、
ヤンチャ全開!
簡単に言うと1年生が生意気で爆。
でも、旅館の方々が、何とも寛大で、
無事初日の企画が全てすみ、お部屋で、
おしゃべりしたり、ゲームしたり、思い思いに
過ごしたようです。
翌朝は、朝食の前にラジオ体操とランニング。
ランニングは軽すぎて
「もう終わり?」と余裕の表情でした。
しっかり朝ごはんを頂いて、
さぁ、海遊び。
気がついたらもう海に入って大盛り上がり。
泳ぎが苦手な選手をおんぶしてあげたりと、
大人は介入しなくても、しっかり遊び方が
スタートし、元気いっぱいでした。
そんな中、もともと予定していたシーカヤック。
「やっぱりやらない」という人がひとり、ふたりは
出るかな~と思っていたけれど、全員「やる!」。
説明を真剣にきいて、あっというまに海に出ていった!
どんどん遠くなり、「見えなくなったけど大丈夫?」
とちょっと保護者さんと心配になるくらい
進んでいったもよう。
帰ってきたときには、何だかかっこよくなった?!と
思うくらいみんな逞しかった!
その後はお昼のタコ飯と唐揚げのお弁当を
海辺で食べる選手もいれば、クーラーの
きいた食堂で食べる選手も。
かき氷やイカ焼きを買って食べたり、島を
満喫しました。
また必ず来ます!と約束して、
港まで歩いて、フェリー降りたら、
一部の選手は解散。
電車組は、また港から駅まで歩いて。
駅で軽食を買ってまた、食べて(笑)
元気に市内に戻ってきました。
いや~暑かった!疲れた!
楽しかった!!!
合宿前に選手に話していました。
「今年は現時点では仕方ないと思ってるけど、
自分のことしか考えられない人が多い。
島だし、団体だし何が起きるが分からない。
逞しく、かつ仲間のことやチームのことを
考える行動をして逞しくなって帰ってこよう!」
みんなそれぞれ、自分はどうだったかな?
仲間を大切にできたかな?
チームに対して気持ちは強くなったかな?
自分のことがより好きになれたかな?
ナオさんがADAPTを作ったとき思ったこと。
「夏に部活を引退してからもバスケが
できる環境をつくりたい」
「バスケ以外のことも学ぶクラブにしたい」
バスケの戦績が強いに越したことはない。
でも、バスケで食べていける人はひとにぎり。
ADAPTの活動を通して、自分の強さや弱さを
知ったり、新しい発見をしたり、頑張る仲間の背中に
触れたり、涙する誰かを気遣えたり、時には
誰かと本気でやりあったり。。。
そういう「生」の体験をたくさんたくさん
してほしい。
だから、礼儀とか挨拶のような最低限のことは
言われなくてもしてほしい。
(最近はここも指摘されてしまうことがあるのは
残念、、、)
ナオさんは、そういうことにエネルギーを
かけたくない。
もっと生産的で創造的なことにエネルギーを
つかって、ワクワクがたまらないクラブに
益々していきたいと思っている。
強いとか勝つ!はそのあとについてくるものだから。
そういう意味では、一昨日、昨日と参加させて
もらったachieve campでは、上級生は、
いいチームになってきたね!
決してひとりひとりでは、高校生に勝つほど
特段勝ったプレイヤーは誰もいないけど、
チームになったら大きな力を発揮するように
なってきた!
ADAPTがやりたいバスケを体現できるように
なってきた。
今年のチームは、接ったゲームは必ず
ものにしている。
(その前にボロボロになるゲームも多いけど汗)
仲間と興奮するゲームができる有りがたさを
本当の意味でわかるようになると、
もつひとつレベルアップしたプレイヤーになれる!
期待してるよ♪
合宿、campと続きましたが、帯同くださった
保護者さん、お世話になりました。
ありがとうございました!