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ナオさんのADAPT日記

提供元:ADAPT
2020/12/31 21:24
  

今年の振り返り。

一言でいうと、やっぱりナオさん自身

正直『不完全燃焼』だった。

 

一方で、ADAPTを表現すると、

決して『全勝』はしていないけれど、

でも『無敗』だった。

確実にそういえる1年だった。

 

2月終わりに、

アオイたちの代でコロナ渦ギリギリの

第3回ADAPTバスケ祭りを大成功におえ、

その後みんな希望の高校に進学をきめ、

彼らを送りだした。

そして、コウキたちがメインとなり、

3年生までクラブ移籍を待ったイッセイやカズキ、

そして、やはり2020年前後になる頃から

引き寄せられるように仲間になってきたツカサ、

シキ、ヒビキ。

もともといたメンバーと、どんな風になるんだろう?

と、ワクワクと、少しの不安と正直あったけど、

そんなのかき消すように、一緒にバスケするたびに

彼らは仲間になっていった。

そして、初めてお誘い頂いた倉敷カップやエイコー

カップ。

どれだけ興奮したか?でも、コロナでやむを得ず中止。

その頃から緊急事態宣言。

世間の空気が一変した。正直ADAPTも例外では

なかった。

練習したい!でも世間のめもある!

体育館閉鎖。そんなことが繰り返された。

それでも公共体育館の予約がとれるうちは、

バスケをし続けていたけれど、それも

叶わない時期もあった。

そんなとき、ナイトが大怪我をしたり、

ナオさんが帯状発疹の頭痛になったりと、

予期せぬことも起きた。

誰かを責めることもできないし、かといっても、

気休めを言う気にもなれなかった。

それでも、繋がってなければ!何かせねば!

と思って生み出したのが

『ADAPT2週間チャレンジ』だった。

毎朝ナオさんが選手に課題をメンバーサイトに

アップした。

休校中も、だらだらと寝坊しないよう、

朝7時30にアップして、45分には削除した。

夜は21時に、納谷コーチが毎日異なる

トレーニングを非公開YouTubeでアップした。

全てクリアポイントを発表し、2週間で、

誰が一番ポイントを稼げるか?!!!を競った。

課題は、バスケのルールクイズや作戦を考える、

小学校1年だった自分に手紙かく、お手伝いをする、

靴を洗うなど、多岐に渡った。

最終日はポイント獲得数を発表し、ラストスパートで

課題を数時間おきに出しまくった(笑)

そして見事優勝したのは、イッセイだった。

優勝は逃したけど、エイタの歌声や、リュウの習字

など、バスケ以外の選手の得意なことを知れて、

ナオさんは元気を取り戻していった。

そして、暑いなか、運動公園での外練習などもして、

ADAPTらしさができあがってきた。

夏、3回目の参加となるLake Forceエリートキャンプに

参加した。

『やれる!』と実感したのは、このキャンプだった。

たぶんADAPT関係者の誰もが振り替えると、

そう思うだろう。それくらい、このキャンプには

意味があった。

秋に入ると同時に、『ADAPTOKU』をはじめた。

 これを導入した最大の理由は、

『高鳴る気持ちを整える』ためだった。

行ける!と思ったキャンプから、全国予選まで3か月

だった。

何とか気持ちを繋ぎながら、自分や仲間を信じるための

ものが必要だった。

『徳を積む』

選手に課したのは、バスケ以外のことだった。

 

ADAPTOKUボックスをつくり、

誰かのために何かしたことを投函していった。

たくさん集まった。毎回ボックスをあけるたびに、

ナオさんは、彼らの本気を確かめることができた。

これは下級生も一生懸命だしてくれたことにも、

チームとして、とても大きな意味があると 

思っている。

1か月ごとに、Best of ADAPTOKUや

Top of ADAPTOKUを発表して、リュウとシキが

受賞した。

そんな中、10月18日、11月15日を迎えた。

結果はみなさんがご存知のとおり。

 

この前後、予定していた夏の京都での

キャンプ、秋の愛媛でのキャンプは

コロナで中止になった。

 

だから、今年のADAPTは、決して『全勝』とも

言えないし100点ともいえない。

でも、一度も『負けなかった』

そう自信をもっていえる。

 

今年度のキャプテンのコウキは、2020年はじめに、

全国大会にいく覚悟の証に、お菓子やジュース、

カップ麺などを口にしない!と自分に決めたそうだ。

ナオさんがそれを知ったのは11月15日の、数ヶ月前

だったと思う。もっというと、年初からしていたと

知ったのは全国が決まってからだった。

 プレーがみるみる変化したのも、

仲間たちからの信頼が日に日に増していったのも、

納得だった。

全国を決めた日、アキトのお母さんが、帰りによった

コンビニ?で、コウキに、「何でも買ってあげるから

好きなだけ買いなさい♥」とおっしゃったと聞いた

とき、ナオさんは色んな意味で涙が止まらなかった。

 

今日、ここにエピソードとして名前が出なかった

選手も、実はたくさんたくさんドラマがあった。

 

 君たちが、自分と向き合い、時には、家族や先生と

たくさんぶつかり(笑)、仲間を信じ、ADAPTライフを

大切にしてくれたことは、

まぎれもない事実で大いなる実績。

ナオさんは誇りに思っている。

どうかどうか自信をもってほしい。

そして、「あのとき、俺は頑張った」と

事あるごとに思い出してほしい。

そうして、ますます自分を信じてほしい。

 

そして、今年のADAPTにとって

大きな大きな意味があった全クラは中止になって 

しまった。

このことは、納得なんてしなくていい。

この無念さ、怒りをどうか忘れないでほしい。

物わかりなんて良くなくていい。

君たちは、何一つ悪くない。

今年一年、本当によく頑張った!!!

でも、あえてナオさんはまだ言うよ。

 

 まだまだ前を向いていくよ!

 

 

 

 


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