ナオさんのADAPT日記(京都遠征)
今年も「京都フェスティバル」に参加させて
頂きました。
ADAPT0期生がいたときの第1回ADAPTバスケ祭からの
ご縁で、その後あちらが主催のフェスティバルにも
呼んで頂くようになり、今年も大変貴重な経験を
させて頂きました。
東山高校をはじめ、京都、大阪、静岡、徳島、
鳥取、新潟からのクラブが参加。
ハーフゲームを総当たり。
ADAPTは16名の選手が日常とは全く違う一日を
経験してきました。
8月のLakeForceキャンプを経験していたので、
県外の強豪クラブとのゲームは、それはもう
大変なのはわかっているメンバーばかり。
今回も、ゲームに勝つ負けるではなく、
いかに「これはできた!通用した」というシーンを
個人もチームもどれだけ生み出せるか?が目的だよ!
と選手に伝えました。
7つものハーフ戦をたたかう中で、試合を重ねる
ごとに、それが体現できたと思っています。
トータル的にできた!なんて要らないです。
ダメなことばっかりだったけど、これだけは
通用した!勝ったよ!というワンシーンが
あった人は大成功!それを、その感覚を
ぜったいに忘れないでね。
忘れるわけないか?たぶんすんごい、嬉しかった
はずだもんね!
「おーっ!!!」ていうプレー、たくさん出ていたと
思います!
一方で、「俺は今回もなかなか思うようにできなかった、、、」
「自分の中で」そういう感想の選手もいるかもしれません。
悔しいね。
でも、その「うっーーー」というなんとも言えない
気持ちが絶対に大事。だからこそ今、これから、
自分がどうするのか?!の根拠、エネルギー
になるんだよ。
昨日は7時の新幹線にのり、20時過ぎに帰ってきました。
ついては、
今日の練習は、基本的には自由参加としていました。
遠征に行かなかった選手をメインにナオさんが
体育館でシューティングを中心に個別に声を
かけてあげられたらと思っていました。
でも、思いの外、遠征でプレータイムが長く
疲れているであろう選手が出てきました。
予告通り、自由練習を中心に、
それでも、せっかくだからと、選手どおしで、
来週からのリーグ戦でつかうフォーメーションを
考えてもらいました。
そして、パターンを変えて遠征に行かなかった選手も
交えてのゲーム。楽しかったです。
この夏、たくさんの経験をして、ふだんのADAPTの
練習は、だいぶ緊張感のあるものになってきました。
これは集中力という意味です。
そうしないと、納谷コーチの説明や課題を聞き逃して
しまう、それは自分だけがADAPTがやろうとして
いるバスケットから離れてしまうと、選手たちが
感じてきているのだと思っています。
なので、厳しい思いもした遠征の翌日なので、
「好きなように」バスケをしてもらいました。
一方で、遠征に行かなかった選手には、
試合に出れる?部活で活躍できる?秘策を
伝授(笑)、ゲームも課題を提示しました。
残暑が厳しい本日でしたが、ふだんとは
違う空気が流れ、隣では宇田コーチの大学生が
エキサイティングな練習中でとても賑やか、
こんな空間がナオさんはやっぱり大好きです。
そんな中で、更にさらに嬉しいことが。
練習がはじまり、
遠征に行かなかった選手を中心に集め、
県外のクラブは、どんな感じだったか?などの
話をしました。
そして、遠征に参加したけど、プレータイムが
長く取れなかった選手に、
「昨日の感想をみんなに話してあげて!」と
突然指名しました。どちらかというと普段は
物静かな選手。でもすぐに
「ADAPTがやろうとしているディフェンスなどが
できた時はいい感じだったけど、ドリブルが多く
なったときや無理な1on1をやったりすると
崩れてしまった」という内容を話してくれました。
あまりの的確さにアッパレ!
何より本当に成長を感じました。
ゲームにたくさん出る出ないではなく、
ADAPTがめざすバスケをきちんと理解し、
それにたいしてどうだったか?を感じ、
そして参加しなかったメンバーに
伝える。想像を遥かに越える出来事に、
ここでも、選手の成長を感じることができ、
幸せな気持ちでいっぱいでした。
大学体育館から自転車で帰るときも、
まだまだ陽射しと残暑が凄くて汗だくでしたが、
京都遠征でのみんなの姿、今日のみんなの姿を
思いだしながら、とても心地よい気持ちでした。
この夏は、千葉、京都、愛媛のクラブが来てくださり、
LakeForce遠征、CB小豆島遠征、
京都フェニックスのバスケフェスティバル、
これで計画していた夏が無事終わったという感じで、
ナオさんのなかでは
来週のリーグ戦からいよいよ
秋のシーズンという認識です。
まずは、「今」に感謝。
そして、挑戦や新たな出会い、
一方で、迷いや失敗までもが、
全て「自分の捉え方」しだいで
未来へ繋がるのだということを、
これからも選手に身をもって伝えていきたいと
強く強く感じています。
今年の夏はやりきった!
さぁ、次のシーズンもワクワクいくよ!