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KIKOコーチブログ⑧

提供元:SKILL ELEMENT
2020/05/22 16:20
  

アメリカに到着して、すぐにジェイソン(コーチも指導を受けているアメリカのスキルコーチです。)の練習を受けました。ジェイソンの体育館はすごく広くて、コートが2面あり、リングがたくさんあって私にとっては夢みたいな空間でした。

初めてアメリカで受けたレッスンは、外国人の大きな声に驚いてしまって、ミニバスを卒業してからは全く大きい声を出されたり怒られることがなかった私は威圧感に圧倒されて苦笑いばかりしていました。笑

でもその環境が逆に改めて『ここにきた意味』『自分がやりたい事』を冷静に考え、気合いを入れ直すキッカケになりました。全く違う環境で日本と違う国でレッスンを受けることで自分の中ですごく集中力が上がったと思います。それは言語が違うことも大きく影響していました。英語が苦手な私はジェイソンの言っている言葉も動きも見逃さず一度に理解しようと、眼も耳も集中!集中!でレッスンに挑んでいたので毎回の練習で頭がパンクしそうでした。バスケ用語は英語が多いですが、そのムーブをする理由をひとつひとつ説明してくれているのを聞き取るまでが中3の頃の私にとってはすごく難しかったです。ほぼコーチの通訳でした。笑


シアトルでの生活は毎日が充実していました。朝はKANコーチの練習、昼はジェイソンの練習、夜はジェイソンに教えてもらったことの復習と1日中バスケ漬けでしたが、私にとってはそれが天国でした。2週間だけじゃなく毎日続いて欲しいと思っていました。



数日後女子の私だけアメリカの大学の女子バスケットボール部の練習を見学することができました。感想を一言でいうと『すごい!!』のひと言でした。それはプレーがすごいのもあるけれど、選手の取り組み方がすごいのです。監督はメニューを与えるだけ、練習の雰囲気作りは選手で全て行っていました。声を出して盛り上げる人。練習のひとつひとつのポイントを徹底して見本のようにする人。リーダーシップを持って引っ張っていく人。個人個人が自分の役割をしっかり理解して行動しているのです。監督中心の日本とは全く真逆の練習をしていました。そういう意味でもアメリカのバスケは魅力が多すぎて吸収することがたくさんありました。


アメリカに行って、ずっと心の中に思っていた、将来スキルコーチになりたい!と思う気持ちがさらに強くなりました。本当に私が理想とする指導の仕方だったからです。そしてアメリカの指導はKANコーチの指導そのものだったからです。選手は怒られてするのではなく主体的にしていました。アメリカでは怒るコーチが1人もいなかったです。どのコーチも褒めてくれました。そして、練習中に選手が笑っていることが多かったです。そんな空間が私にとっては新鮮ですごく好きでした。こんな空間を作れる人になりたいと思いました。新しいことに挑戦すればするほど、私はどんどん指導者という魅力に惹かれていきました。


ある日、NBA選手が主催するキャンプに参加できる!という情報が入ってきました。私はNBAにあまり興味がなかったのですが、参加したキャンプはアイザイア・トーマスという有名選手のキャンプでした。私もみんなもドキドキしながら、キャンプに向かいました。

キャンプの内容は次回に、、

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