KIKOコーチブログ⑦
提供元:SKILL ELEMENT
2020/05/18 19:30
正直コーチからアメリカに行かないかと誘ってもらったのは驚きでした。中学生の自分がアメリカへバスケをしに行くなんて想像もできなかったし、コーチが日本にないバスケを感じるためにアメリカへ行くのに自分なんかがついていっては邪魔になると思ったからです。
でもコーチが誘ってくれたときは、中学の選抜チームのことで気持ちが落ちていたし自信も無くしていたので新たな提案に即答で行きたい!と答えました。私にとって未知のアメリカのバスケを見たい!と思ったのが1番の理由でした。次に、自分のドリブルはバスケの本場であるアメリカでどれだけ通用するか試してみたかったからです。
でも、不安もたくさんありました。
家が大好きな私はすぐホームシックになってしまうので、メンタル的に大丈夫かな?と思いました。笑
それより何より1番不安だったことは、コーチと2週間一緒に生活することでした。笑
バスケだけをするだけでもコーチの前でいちいち緊張するのに、2週間も一緒に生活したら緊張どころじゃないなと思ってました。笑
アメリカに行きたい!と即答しましたが、行きたいと言って簡単にいけるほど私の家庭は裕福ではないのに、迷わず『頑張って行っておいで!』っと、私が頑張りたいことには必ず応援してくれる両親には今でも感謝しています。そしてこのアメリカが私にとって大きな経験となり、転機となり、高校にステップアップするきっかけになりました。
誘ってもらった時は、選抜の時期でモチベーションが下がっていることが多かったんですが、声をかけてもらえたおかげで、またバスケに対する気持ちに火がつきました。
そこからアメリカに行くまでは本当にドリブルをたくさん練習しました。体重も落として出発までにドリブルを高めれるだけ高めて、心身共に万全な状態でアメリカに挑みたかったからです。
SKILL ELMENTSの生徒としてアメリカに挑むので絶対に失敗したくない、結果を残したいって気持ちがあったのも大きいと思います。
ドリブルは万全の状態でいよいよアメリカに行く日が来ました。
アメリカに行くのは男の子5人で女子は自分1人だけでした。
その時点で不安がどんどん膨らんでいきました。
そして、空港で色んな手続きをして、母親と別れて出発するってなった途端、末っ子の性格がまた出てきて(笑)不安と寂しさで泣いてしまいそうになっていました。私のアメリカのスタートは涙から始まりました。
(※ちなみに私は三姉妹の末っ子で、私以外誰もバスケをしたことがないので、家では全くバスケの話をしない家族です。自分でいうのもおかしいですが、家族全員にかなり甘やかされて育ってます。笑)