5秒間の冒険 2024.10.6
外練習 2024.10.5
外練習は主に土曜の朝8時からです。
家の中でも、公園でも、学校の校庭でも、必ず5分間ボールにふれてその日を終えてください。もし触れない日があったら気持ち悪いと思うくらい。
私の若い頃、貧乏でマイボールを持ったことは一度もなかったけど、学校の校門も体育館も部室も鍵はなかったので、テスト中もお正月もお盆休みも、365日毎日かかさず体育館に行って自分で決めたルーティンのドリブルとシュートの数を1人でこなしました。いや、小学生のころは🏀の存在すら知らなかったですよ。だから5分でも羨ましい。
さて、問題の練習試合の日 2024.10.6
呪いの雨も叶わず晴天☀️🙃
それでも20人ほど集まりました。
男女混合の普通の4クオーターのゲーム(真剣勝負?!)を2ゲームもやってもらい、結果は
と
最後は100点行くか防げるかで盛り上がりました😓
こんなゲームを見てるのも、こんなチームのコーチでいるのももうずっと1日中、恥ずかしくて、辛くて、申し訳なくて。
ところが子どもたちは楽しい楽しいと言って大興奮。どうしたらこの状態で楽しいのか。最初は綿密にあらかじめ定めたメンバーの組み合わせで順番に出していたが、途中からもうどうでもよくなって「はーい次出たい人」てな感じになって、みんな手をあげてオレオレとせまってくる。先週入部したばかりの2年の男の子が真っ先に手をあげる。「なあキミは何をどうしたらいいかもまだ分かんないだろう。出なさい」
この他にも男子だけのゲーム、女子だけのゲーム、低学年の子たちだけのゲームも何回かしていただいて、たくさん楽しめました。(楽しいんかい)
それでもやっぱり、試合独特の恐怖を感じる子もいます。一斉に敵が自分に襲って来るのですから無理はありません。試合には絶対行かないという子がいました。怖がっているのは分かっています。「分かった。じゃあ試合に出なくてもいいから一緒に行こう!」「うん」って約束して来てくれました。ところが当日、そんな約束をしていたことをすっかり忘れていて普通にちびっこ戦のメンバーとして名前を読んだらブルブル首を横にふります。「大丈夫、ちょっとだけ出てみよ?」泣いて逃げだそうとします。「分かった、出なくていいからここで応援しよな」それでも信用されず泣き止まないし、他の子たちも「コーチひどい」と怒ってるのでので「絶対出さない」という指切りげんまんをしてやっと落ち着きました。ハーフタイムが終わって後半が始まるとき、こともあろうかその子がふらふらと立ち上がってコートに向かおうとします。いや勘違いなんでしょうけど😵、文字通り背中を押して、無理矢理後半のメンバーに入れました。
しばらくはぼうっとしてたけど、そこにボールが転がって来ました。彼女はボールをつかむとゴールに向かってまっしぐらドリブルを始めます。行け!
行ける!相手ディフェンスも必死で追って来ます。追いつかれて囲まれて、コートの外に弾き出される。「よくやった!」声をかけようとしたら、そのままボールをおいてビエーンと泣いてどこか遠くへ行ってしまいました。
「5秒だけ出た!」
彼女は、お母さんにそう報告したそうです。