超初心者講座 ① 紐結び
以前に技術講座シリーズとして、初級者のこども(保護者)むけに、主にボール扱いに関するお話しを書きましたが、今回はそれ以前の超初心者を対象とした講座です。
というのも、福西ミニバスは、超初心者ばかりのクラブだからです(イエィッ)。週1回あるかないかの練習で、こどもたちは純粋に遊びにきているので、いつまでたっても超初心者です。別にそれでも楽しめますわよって感じです。スポーツは何だって積み重ねる土台がないと始まらないわけで、その部分をクリアしようと思ってくれなければ、何も教えることができません。そしてそれには、お父さんやお母さんの協力が絶対に必要なのです。
その最たるものがこれ!
「靴の紐結び」
100%の低学年のこどもは、自分で紐がむすべません。むすべる以前に、紐をゆるめたり、きつくしたりという行為も知りません。見ていると、無理やり足を押し込んでこんこんこんこんやってねじ込もうとします。あるいは、ゆるいまま足をいれて走り出します。
バスケットシューズは学校の上履きや普段の外履きとちがって、足首を守るように作られているので、紐をゆるめないで足を入れたり、紐を締めないで走り出すことは本来不可能(やってはいけないこと)です。まず、それを教えてあげてください。そして、紐をゆるめて、足を入れて、紐をきゅっと締めて、先端を結ぶ。結びをほどいて、紐をゆるめて、足を抜く。これまでの行為を家でなんども教えてあげてください。
最近は、低学年のこどもの保護者の方が体育館にきてくださるようになりましたが、以前はちっちゃい子たちがみんな、コーチの前に列を作ってシューズを履かせてくれるのを待っていました。脚を放り出して、シューズを投げてよこして、早くしろと言わんばかりに睨んでいる姿は、かわいいものです。