ミニバスの技術指導(13)
提供元:福西ミニバスケットボールクラブ
2022/11/14 19:34
ルーズボール①
バスケットではボールを保持しているチームが攻めるわけですが、バレーボールやバドミントンやテニスみたいにネットをはさんで分かれていないので、いつでもボールは奪われて攻守が入れ替わります。特にミニバスの試合では、ドリブルやパスやシュートの技術が未熟のためしょっちゅう攻守が入れ替わります。
シュートが決まったときや、トラベリングやダブルドリブルなどの違反をした場合には明らかにその場で相手ボールになるので攻守の入れ替わりが明白ですが、それ以外では、「もやもやな状態」から相手ボールになったり味方ボールになったりします。そしてバスケットではこの「もやもやな状態」がとても多く出現します。
もやもやな状態で一番多いのはリバウンドボールです。リバウンドボールとは、シュートが入らず落ちてくるボールのことです。攻めているチームがこれを取るとすぐ真上がゴールなのでまたすぐにシュートができることになります。ミニバスの試合では実際そうやって(2回3回とゴール下でシュートを繰り返して)点が入ることが多いです。
逆に守っているチームがリバウンドをとると攻守が入れ替わります。この場合はリバウンドを取ったからと安心しないで、速く広い場所にボールを運んで攻めを開始しなければなりません。ミニバスではボールを取った人のところに他の人がうじゃうじゃと集まってくるからです。
上のことからシュートを失敗しても、それを味方の選手が取ってくてくれればチャンスは続くことが分かります。試合中パスする相手ばかり探している子が目立ちますが、いつまでたっても点は入りませんし、無理な状態からしたパスがカットされれば万事休すです。
リングが見えればとにかくシュート! シュートこそ最良のパスなのです。