ミニバスの技術指導 7
ドリブル①
ついに来ました。バスケといえばドリブルです。見せ場です。
ドリブルで大事なことは3つ! ボールを見ない、強くつく、体の前でつかない。これだけです。これ実は同じことなんです。強くつかないとボールがどこに返ってくるかわからないので、ボールを見てしまいます。ボールが見えないと不安なので体の前でついてしまいます。ボールを前でつくとすぐ取られます。
体の前でつかない、というは分かりづらいと思います。体の後ろでつくということです。これも分かりづらいです。ドリブルは常に「ディフェンスと自分の体の反対側」でつきます。ディフェンスが目の前にいるときは、半身にかまえてボールは体の(遠い方の)横でつきます。ディフェンスが手を伸ばしても届かない位置です。これが基本姿勢です。ですので、横でつくというのが一番わかり易いでしょうか(最初からそう言え)。初心者が止まってドリブル練習するときは、必ず横でつくようにくせをつけてください。
初心者は、(右利きの子は)左へ行くときも右でドリブルします。左へ進むときはディフェンスは右にいますから、必ず左手(ディフェンスと反対側)でドリブルします。左へいく確率と右へ行く確率は同じですから、左右均等に上手にドリブルができないといけません。
ドリブルを強くつかないのは「疲れる」からだと思います。こどもはシュートを入れる楽しさのために体育館にきているので、その他の疲れることをさせるとぶーたれます。ドリブル練習もゆるいほうが「楽」なので、目を話すとたらんたらんとついています。強くつく(体をいじめて疲れさせるのがトレーニングだと思う)習慣を最初からつけてください。
同様に、ドリブル練習は少し腰(おしり)を落とした状態でさせるのですが、この姿勢はこどもにとっては理不尽でつらいものでかなりいやがります。 「おしりを落として、強く、前を見て、横で」 と言い続けます。