ミニバスの技術指導 6
提供元:福西ミニバスケットボールクラブ
2021/10/16 07:17
チェストパス③
ボールを横からつかむのではなく、手のひらを顔の前で広げてボールを叩き落とすように取る練習をさせてください。実際に叩き落としてもかまいません。パスを上から掴み取る感じです。
それから、後ろに逃げながら取るのではなく、逆に前に1歩踏み出して取る習慣をつけてください。そうするとパスを落とさないし、自分も素早くパスが投げられます。
パスは、一番センスが問われる技術です。ミニバスの間は、速いチェストパスを投げる、受け取れる、だけで十分ですが、将来のためのヒントを。
1)パス先を見ない
ディフェンスは相手の目を見てパスコースを読みます。なので、パス先を見てはいけません。でも、実際に見ないでパスなどしてはいけません。
「パスを出すその瞬間まで相手を見ない」 「パスを出す瞬間だけ顔をそむける」 上手な選手はこの2つを普通に行っています。これは常に周りをよく見ているということです。
2)1秒後の世界に投げる
パスを出そうと考える瞬間と、パスが届く瞬間では、世界(人の配置)がまるで違います。びっくりするようなパスが出せる人は、それを理解している人です。例えば、走っている人めがけてパスをするとその人のはるか後ろに届くことになります。10人の1秒後の世界を見てパスをしてください。
3)ボールを見ないでドリブルする
これはもう、バスケットの大前提です。ドリブルのたびにボールを見ている人は、ゲームに参加していないのと同じです。1秒後の世界どころか現在誰がどこにいるかすらわかりません。自分のテクニックを見せることに固執して相手ディフェンスだけを見てるのもだめです。常に顔をあげて、全体を見てください。