噺は可笑しく、話は真剣に。
提供元:金沢大学男子バスケットボール部
2024/09/10 03:13
整いました!!
『バスケットボール』と掛けまして
『1時間』と解きます。
その心は.....こちらのなぞかけはCMの後で!
本当に金曜ロードショーとか、「次が気になる!!」ってところでCM入れるのまじどうにかなりませんかね。
あれ、CMかトイレ行っとこ、って時に切り替わる最初のとこ見逃すんですけど....。
映画みたいに先にCM流しといてくれると助かるのに。
どうも愚痴の捗ってしまった2年の後藤と言う者です。
パスがあまり得意ではないので、オセロでは全力を出して相手にパスを出させます。
後輩からは鼻毛脱毛ワックスにさん付けされた愛称で呼ばれています。ごっそです。
本日のテーマは「噺と話」
最後の方に落語の魅力を紹介しようと頑張った『作品』があるので、暇があったら読んでください。
多分、僕のブログ暇人しかちゃんと読んでいないと思うので今回も自分のペースでのんびり書いていきます。
それではよろしくお願い致します。
ですが、そのままでは一抹の不安が残りそうなので、上のなぞかけを消化してしまいましょう。
バスケと掛けて1時間と解く
その心はどちらも
「長針(長身)」が「一周(一蹴)」することになるでしょう。
ふむ、なかなかいいですね。
と、まぁ雑談はこのくらいにしまして、
読んでくださっている皆さんは落語家の中に階級があるのはご存知でしょうか。
大雑把に下から前座見習い、前座、二つ目、真打となっております。
前座なんてのは、プロの試合の前にミニバスの試合が行われることを前座試合なんて言われたり、
真打は真打登場と言われたり、
意外と日常に溶け込んでいる言葉ではあるかと思います。
基本的には入門した時の先輩、後輩というのが基準になっていて、そこに上下関係が生まれます。
前座の方が先輩の方にお茶を先に注ぐとか、そういう話です。
ただ忘れてはいけないのは香盤というものが落語にはあることです。
これは相撲で言う番付みたいなもので(相撲ほど変動はしませんが)、これまで二つ目だった人が真打に「抜擢」されるなどすると、普通は入門順であるはずの香盤の中での順番が変わります。
これまで「兄さん」とか「姉さん」とか呼んでいた人よりも階級が上になることが時々あるわけです。
ただ、上下関係の逆転はありません。自分よりも先に落語会に入った人は「兄さん」であり、「師匠」です。そこは変わることはありません。
佐々木大地七段がタイトル戦を出るようになって、深浦康市九段がタイトル戦に出なくなっても、そこの師弟関係は変わらないということです。
(あの、これは将棋の話です。無視してください.....)
で、僕は思うわけです。
この階級制度、めーっちゃ部活っぽくないですか!?!?
なんか親近感湧いて好きなんですよねぇ。
僕が言うなよって話なんですけど。
こんなこと書いてて
そういえば7ヶ月ほど前に先輩に対して含めて人との接し方、挨拶、言葉遣いで、ものすごい注意を頂いたのを思い出しました。
まだまだ僕自身にも色んな立場の人との接し方で至らないことは沢山あるけれど、
もうあの頃は特に若気の至りで、ホントに人間卒業した方がいいレベルだったから思い出すだけで吐きそうです。
今もまだまだ必死に、何度も頭の中でこれはダメだったなぁとか反省して、どうするべきかを模索してを繰り返してます。
だからもっと自分を見つめて、ちゃんとした人間に昇格できるように頑張ります。
そういえばそうやって考えるきっかけをくれたのも、相談に乗ってくれたのも、叱咤をしてくれたのも同級生のみんなと、関わりの多かった4年生の何人かの皆さんで、本当に感謝してもし足りないなと改めて思います。
届くかは分かりませんが、改めてありがとうございました。
で、まぁ本題なんですけど。
多分夏休み入る前くらいからのことですが、、、
ミスが多い!!
本当に上記のこと書いておいてなんですけど、チームに迷惑かけてすみません!!
僕個人もそうなんですけど、プレーに関係の無い特に荷物絡みと遅刻絡みのミスが多い!!
僕の前のブログ担当の人に言われました。
「1年生のミスはその直属の管理の2年生の責任やろ?」
はいもう、その通りです!
色々教えたの自分たちなんで!
(負け犬の遠吠えしとこ。
アニメ『OVERLOAD』では組織のトップである主人公Aが部長みたいな人Bに、自分の管轄のDが大きなミスをした女性C(Bの部下)を同じように
「ミスはその直属の上司の責任」と叱責したのに対して
「その言葉が正しいのなら、それぞれ直属のDのミスはCのミス、CのミスはBのミス、Bのミスは私Aのミスだ」
と完璧な返しをするシーンがあります。
はい。ただそれだけです)
練習始まる前に荷物揃ってないとか、氷のバック誰が持ってるのか問題とか様々あったけど、僕たちが荷物を車に分配してる1年生に対して、
一言「ちゃんと全部荷物があるか一つ一つ確認しなよ」とか「誰の車に何の荷物積んだか共有しといてね」とか言ったり、協力したりしてたりしたら絶対無くせたミスでした。
本当に大事な大会近くなってるのに、4年生の皆さんは特に改めてすいません。
自分たちというか、僕自身あれなんです。
1年生が動いてる動いてない関係なく、言うより自分が動いた方が早いんじゃね、っていうタイプなんです。
(最近キャプテンにそこを突かれて心臓討伐されたかと思いました)
だから後輩とかにも結構言うのが苦手で、いざ仕事を任せるってなった時に「1年生みんなでやれば大丈夫でしょ?」とか、こんな感じで心では思ってたりするんです。
さすがに任せすぎだった感は否めないなぁ....。
あともう遅刻は遅刻です。
僕も1回バイクの停めるところ分かんなすぎて遅刻しちゃったんですけど、ふつうにダメでした。
ごめんなさい。
次はバイク停めるとこ確認してから行きます。
でね。
読んでるかわかんないけどさ。
1年生の皆さん。
少しくらいこれ読んで危機感湧きましたか?
今の状況はちょっとヤバいです。
また話すると思うけど。
まぁそれはいいとして
4年生の最後の大会がもうすぐそこ。1ヶ月半くらいです。
思うと、いなくなってしまったら、かなり寂しい気持ちになってしまいそうです。
だからこそ大事な大事な集大成に大きな迷惑だけは本当にかけたくない。
できる限りバスケに集中してもらいたい。
これまでいっぱい迷惑かけたし、助けてもらったし、その借りを少しでも返すためにそんな集中出来る環境をできる限り作りたい。
僕ができる範囲でお世話になった4年生が全力を出せるように、僕も必死に頑張ります。
去年よりも愛を込めて、前のブログの人の言葉を借りるなら、前だけ見られるように背中で、そして背中を受け止められるように、、、
今を全力で。
では以下は『作品』です。
暇な人だけ呼んでください。
噺家なんてのが、世の中にはいらっしゃるわけでございます。
そんな突然どうした。
なんて言われちまうかもしれませんが、まぁここは一つゆっくり聞いてくださると幸いですな。
あー、こう言っちゃなんですがこれがまた少し曖昧なお仕事でしてね。
落語家なんて言う人もいらっしゃるでしょ?
ほとんど同じ意味のようですが、好みの違いで私は噺家ですとか、落語家ですとか、まぁ適当に言ってるわけでございます。
落語なんてのは本当に沢山のお話があるわけで、幼心に両親に連れられ何度か「見させて」頂いたことがございます。
なんだい噺なんだから、「聞く」じゃないのかい。
いえいえ、落語ってのは噺家さんの動作や話し方で全然イメージの変わるものなのでございます。
誰かと誰かの会話の際には、右を向いたり左を向いたりしながら。ナレーションのような言葉遣いになる時には、真っ直ぐと寄席を見つめて話すわけですな。
そんな噺家さんの腕が試される落語、勿論たくさんのお話がありまして、その中にもお馴染みの登場人物ってのがいるんでございます。
はっつぁんに熊さん、ご隠居さんなんてのもいますな。
あー、数えると意外と人数がいらっしゃいますが、中でもご愛嬌があって親しみやすいというのが、与太郎という少年でございます。
おい与太郎、与太郎や。
えへへぇ、なにぃ? どうしたのおとっつぁん。
おとっつぁん最近恥ずかしくて仕方ないんだ。
お前近所の人たちになんて呼ばれてるか知っとるか。
えへへぇ、おとっつぁん。
近所の人はみんな僕のこと見てバカぁバカぁって褒めてくれるんだよぉ。
なんてそんな馬鹿な登場人物なんでございます。
ですがね、この与太郎さんも噺家さんの話し方一つで印象を変えるわけですな。
さっきはえへへぇなんて言って、馬鹿っぽく見えるようにしましたけれど、もっと色んな馬鹿さ加減を噺家さんは上手く表現するわけでございます。
もっと言いますと、話の繋ぎ方なんてのも違和感がありませんで、流れるように様々な話が展開されていくわけですな。
さらにさらにただ落語を話すだけではなくて、枕というのもありましてね、落語の前に内容が理解しやすいように面白おかしく話をするフェーズがあるんでございます。
それがあることよって自然と耳が話に馴染むようになるわけです。
例えば『牛ほめ』なんてのは、与太郎の馬鹿さを上手く使った作品ですから、枕に与太郎がどんな子供かなんて面白く説明すると良いかもしれませんな。
とまぁ、こんなにぶつぶつ色々ブツブツ言っておりますが、せっかくなんで『牛ほめ』ってのもオチだけでも話してみようかと思うところですな。
おじさん、台所を見せてくれぇ
なんだ今度は、どうせろくなこと言わねぇんだろ?
まぁいいよ。自慢の台所ができたんだよ。入れ入れ。
えへへぇ、あれおじさん、この大きな柱のとこに穴が空いてるよぉ。
あー、気づいちまったか、やっぱ気になるよな。この大きな節穴。
でも気にする事はございません。
どういうことだ?
場所が台所だけに、秋葉様の御札をお貼りなさい。
穴が隠れて火の用心にもなります。
....おぉ。確かに、おぉこれは恐れ入った。火伏せの神の秋葉様の御札を貼って、、、なるほど。
こりゃ思いつかなかった。1本取られたわ。
と、まぁこんな風に馬鹿な与太郎も馬鹿にされているおじさんから、少し認められるようになるわけでございます。
ただ与太郎も褒められると調子に乗ってしまうわけです。
そしておじさんに牛を見せてもらう場面でオチるのでございます。
えぇ、大きいねぇ。
そうだろう、そうだろう。
おじさんの自慢の牛なんだ。
こりゃすごい。はっ!?
おぉどうした。この牛を見てなにか思いついたのかい?
おじさん、こんなところに大きな穴があるねぇ。
これが気になったことはないですか?
そりゃケツの穴だ。気になることなんざ無いに決まっとるだろう。
いやいやおじさん。その上から秋葉の御札をお貼りなさい。
なんだそれは、罰当たりにも程があるだろう!
穴が隠れて「屁」の用心になります。
と、こんな風にオチるわけですな。
俗に受験生に落語を聞かせてはいけないなんてのは、ホントの話かもしれません。
ですがね、こんな落語なんてもどんどん世界に拡がっているわけでして、英語の話せる方だったり、外国人の方が落語を勉強して外国の方で噺をしていくわけです。
しかし、これは文化なんてものが高い高い壁になるのでございます。
さっきの『牛ほめ』なんて、牛を神と崇めるインドでやれば批判殺到。
火の用心の御札を貼ったのに、「炎上」してしまうなんて事態になってしまいます。
と、様々な壁がありながらもこんな風に落語も多様化しているわけでございます。
ですが、この多様化。
意外と頑固な人の方が受け入れが早いようです。
「異質よし」(意思強し)の精神を持っているからですな。
まぁこんな風にお話をしていると、所々にこのなぞかけのような、言わば言葉遊びが混ぜられることだってあるわけですね。
突然なぞかけなんて言いまして
「お腹いっぱい」とかけまして、「宇宙」とときます。
その心は━━━
と、言うだけではございません。
やはり話のプロ、パッと話の流れの中で座布団を掻っ攫うのが魅力でございます。
あー、しかしね、座布団を貰いすぎるのも口説くなってしまうものでして。
会心の一撃なんて言うと少しカッコイイでしょう?
だから座布団はひとつの話の中で4枚くらい貰うのが丁度いい。
それで終い(四枚)にできるからですな。
と、ここまで1つ私の拙い噺に付き合ってくださった方々には感謝させて頂きます。
まぁこんなブツブツ、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら話してきたわけですが
最後この一文で落ち着いた(オチついた)なんて思ってくださいな。
ではまたいつの日かお会いしましょう!!!!