忘れてはいけないこと

今、BRUINSはプレイヤーが２人。

新一年生の入部を心待ちにして

春からは試合に出たい！という気持ち一心で

準備をしています。

練習試合を、というわけにはいきませんので

自分たちで練習をしたり

合同練習に混ぜてもらっています。

ふと

いつもの春休みは何をしていたか、

姫路の夜の街を歩きながら考えた。

遠征によくでかけていたな

姫路や、岡山や、香川や、

お世話になった学校、チーム、先生方は数知れず。

この時期は

チームが総体に向けてもうひと伸びを見せる時期。

この時期に殻を破って激変した何人もの選手の顔が思い浮かぶ。

そこには相当の「痛み」に似たハードワークがあって

一日中試合をやり続けても一回も勝てず

二日目になっても全く勝てず

最終日の最後の最後でようやく光が指すなんてことも

たくさんあった。

だから

春の遠征は

苦しんだ経験の方が多い。

チームとして試合ができていた頃

私は、チーム力を上げることに

思いのほぼ全てを使っていたことに気づく。

いま、私の思いが向かう対象はこの目の前の２人。

この子達1人ひとりを思っているのと同じくらいの熱量を

あの頃の子達1人ひとりに果たして持てていただろうか。

チームを、チームを、と思うなかで

1人ひとりを今と同じくらい見れていたのか。

もしかしたら、見落としていたサインもたくさんあったのかもな。

逆に

いま２人を相手にする中で

あの頃と同じ熱量で「チーム」として力をつけることに奮闘できているのだろうか、とも思う。

まだまだやることがある、という話です。

２人。でも、私たちは「チーム」だ。

そこは、ハズしてはいけない観念。

２人と来ている遠征、なのではなく

BRUINSで来ている、ということを

ちゃんと心の真ん中において、がんばります。

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