「縁」と「運」と「本当の楽しさ」
上郡高校にて、合同練習に参加させていただきました。
琴丘高校の多田先生にお誘いいただき、上郡高校と3校で実施いたしました。上郡の沼田先生は、こちらの地区のご出身で、高校生の頃は市尼の選手で活躍された方です。
その頃のお姿をよく覚えています。
武庫総時代、うちの選手をゴール下どころか、ペイントから次々と弾き飛ばして、ひっくり返していたのが、沼田選手でした。それもあの、かわいい笑顔でね。
素敵な指導者になられていました。
練習の内容ひとつ一つに、「なるほど」が詰まっています。
あー、あのプレーは、こういう事の裏付けがあるからなのだなと、合点がいくことばかりでしたし、何せ、彼女が並べる一つひとつの言葉や表現に、誠実さや真面目さが溢れています。
あらためて初心にかえりました。わたし。
大切なのは
そういう1つひとつを「ごまかさないでやる」ことなんだなと思います。
歳をとって
いろんな事に慣れていくということ。
それは
いかに「セルフコントロール」が大切であるか、
試される感じがします。
ちゃんと自分を律して
丁寧に事にあたる。
そういう自己管理がちゃんとあなたはできてますか?と、神様にきかれているみたいな。
部活の指導も、教員としての日々も、1人の社会人としての在り方も、どれもに言えるとかんじます。
フレッシュな若い指導者の方との出会いに
改めて学ばせていただきました。
そして、そのことに対する「いいね👍」を惜しみなく出しまくり、常に学ぶ意識を持たれている多田先生も、すごいよ。
「縁」によって転がり込む「運」がある。
でも、それを逃すと、どんどん打率は下がっていくって聞いたことがある。
その大切さを見逃していくと、
どんどん「運」は巡ってこなくなって
終いには、あったはずの「縁」も手から離れてしまうという。
いただいた「縁」を自分の「運気」に変えることは、
実はもう、自分の力量の範囲という事なんだな。
今日の上郡遠征は、ちょっと近年にない、そんな衝撃。
そういえば、今日2023年3月21日は、一年の中で最も「運気の良い1日」だそうです。
行きしの車でラジオで言ってた。
いわゆる「財布を買うなら今日です」系で紹介されてたんだけど、
私のとっては、「上郡に行くなら今日でした」系で。
ここから。
この「縁」ゆえの「運」を、自分の力で膨らませていくことが大切なんだと思います。
打席に立つこと。
打席に立ったら、バットを振ること。
コートに立つこと。
コートに立ったら、シュートを打つこと。
鉛筆を持って答案用紙に向かうこと。
向かったのなら、時間ギリギリまで、解答欄を埋める粘りをみせること。
やらなかったら永遠に0割っていう話。
WBC準決勝⚾️
村上選手の劇的なツーベースの報道は
上郡から三田への帰り道のSAで3人でみました。
不振が続いていたといいます。
そのプレッシャーたるや。
それでも打席に立ち続けた彼と、
それを信じ続けた指導者。
だから
あのツーベースは
「運」なんかでは
もちろんあるはずがない。
身体能力や技術が最高峰の選手たちが
一生懸命、全力でパフォーマンスしていて、
体いっぱいで仲間と喜びを爆発させ
「やっぱり野球は楽しい」と爪の先まで味わい尽くしている姿に、胸が熱くなる。
大谷翔平選手が
その〝楽しさ〟について、こう言った。
「テレビゲームのような楽しさではなく、
プレッシャーも込みで。
人生の中でそうそう経験できるものではない。
本当にそういうところでプレーしている
感謝の気持ちも込みの楽しさ。」
自分にとっての、本当の〝楽しい〟日々。
それは、
「縁」と「運」を大切に繋いでいった先に、ある。
ある、ある。ちゃんとある。