バスケットボールを通して
今週は、久しぶりに朝から夕方まで元気な声が鳴り響いていました!
今日は朝から、自主練をしている生徒たちと混ざって、3×3を楽しませてもらいました。
最近ニュースで騒がれている高齢者を狙った強盗殺人事件、昨日、中学校に入り教員を切り付けた高校生…
いち教師としてこのニュースを見て、他人事には思えません。
教育は、その名の通り、教え育てることです。
アクティブラーニング、STEAM教育、探求教育、最先端の教育技術を色々学び、実践していく中で…方法は多様に発展していっても、肝心なことが気になります。
私が思う教育の根底は…
【 愛情 】です。
まわりの大人や仲間、親や兄弟などから、愛情を吸収してこれなかった人間は、他人の命との関わり方、他人への愛情の伝え方が解らないまま育ってしまいがちです。
成長期には、自分の人生に全力で向き合ってくれる親、指導者、親友が必要です。
教育の方法論は多種多様に変化してきました。これからも変化していくと思います。
昔の体罰などが無くなり、学校の空気が近代的になってきた今だからこそ、この教育の根底の【愛情】が大切になるように感じます。
このような凄惨なニュースを見て、この事件を作ってしまっているのは…
人が育ってきた環境、つまり教育だと考えさせられ、これから携わる教育と言う仕事に、大きな大きな重みを考えさせられます。
朝から放課後まで、ボールと友達…
これで充分に深い絆と愛情を伝え合えます。
今から部活動というのが見直され、中学生はクラブチームお金をかけてサッカーやバスケットボールを学び、その先の進路は県内県外問わずトップレベルを目指すサポート体制が日本全国で確立されつつあります。
その結果として、今の日本代表の快進撃、NBAで活躍する選手の登場など結果として出てきています!!
逆の副作用として、指導と愛情を注がれる子どもたちの大切な時期を奪わないか心配しています。
スポーツは、性格を曲げる為に行うものではなく、まっすぐ成長する為に取り組んでいくものです。
子どもたちの時間は彼らの将来のためにあるものであり、子どもたちの貴重な時間を大人たちの欲や商売に使われてしまわないか心配しています。
私たち高校バスケの指導者はどのようなことに重点を置いて指導に当たれば良いのか…
バスケットボールを通して彼らが社会をたくましく生きるための成長を、絆と愛情を持ってサポートしていくチームであり続けたいと考えています。一人前のお父さんになって、立派な社会人になってくれることが、一番の願いです。
もちろん高い目標は目指し、トップレベルの技術指導はしていきますが…
この重点は、今までも同じく、またこれからもずっと同じだと思います。
このような凄惨な事件が起こる社会…
バスケットボールを通して、人との出逢い、愛情で、防いでいかれることで少しでもこんなニュースが減らすことができないか…考えさせられます。
長々とした個人的な想いの書き込み、すみませんでした。