兵庫県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

兵庫県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

振り返る

2022/07/11 21:13
  

今から振り返ると、

あの試合に至るまで、

いったい何回の波を乗りこなして、

何度その波を繰り返し乗りこなして来たか。


時々波に飲まれても、チームとしても選手としても何度も這い上がって立て直す。

鼻の奥の方が、苦い毎日。

でも、振り切る勇気と、繰り返すチャレンジ。


その「経験値」をどこまで引き上げることができたか。

それが最後に問われるのだということを

痛感した試合でした。


5月7日の総体の話です。


選手たちはこの試合に向けて本当に「いい時間」を過ごしていました。

そしてその「いい時間」というのは毎年の選手たちとなんら変わらない、正しい緊張と正しい踏み出し方、だったと思います。


4月になり、なかなかチームとしての活動ができない中、去年の総体を知る三年生を軸に、なんとかそのビハインドを覆そうと、真剣に向き合ってきました。


その中で、やはり相手のあること。

流れを掴みたいところで、掴めず。

そして、相手と同じくらい大きく襲いかかってきたのは、「緊張」という内なる強敵でした。



「〝その時〟は必ず来る。」


毎年の選手に、必ず考えてもらう言葉。


試合の日付や時間は決まっているわけで、そこにどんな自分を持ってくるかという準備がすべてなんだけど、

その必ず来る〝その時〟に、

強靭な「負けへんで」を備えさせてあげることが出来るのは、いわば何度そのチームが波を乗り越えてきたかの回数に比例するような気がしている。


綺麗にいうと「波を乗り越えてきたか」なんだけどね。

「昨日のゲーム最高やったな」ていう日があったと思いきや、翌日になると「え?なんなん?昨日のはマボロシ??」が繰り返される。

でも何度目かのマボロシが、だんだん確かな現実に塗り替えられていくストーリーが、総体までの足取り。


タラレバはないことは100もショウチだけど

この波の数をもっと繰り返してあげられたらなというのが、今更思う今年の総体でした。



でも

その眠れないくらいの悔しさと向き合うことも

人生の必須科目なことも確かで

次なる自分のライフステージで

どう活かしていけるのか

そこに尽きるとも思っています。

そして三年生の3人は「チーム猪🐗」として姿を変えて

日々受験と向き合っています。現在のご報告です。



最初は「チーム⭐️猪突猛進」と、意気揚々と黒板に書いてきましたが



ちょっとカッコ良すぎるので、「突猛進」をそーっと消してあげました。

こっちの方が似合うね。



まだまだ未熟ですが

傷から血を流しながら、でも進みます。


新チーム情報はまた後ほど。








続きを見る

<< 前のページに戻る