「いつもと違う日」の存在から「いつも通り」の大切さを知ります
昨日、大阪遠征を終えて、2021年の練習納めになりました。昨年の今頃は都道府県をまたいだ移動が憚られる状況でしたから大阪遠征に行く事ができませんでした。この練習試合は毎年大阪の先生方にお世話になりながら参加させていただいています。
近隣の府県から90校ものチームが集まってゲームをしております。今年は少しずつチームが戻ってきて70校ほどの参加だったようです。
こうした経験をさせてもらえるのも
その価値を共有しあえる指導者仲間の先生たちのおかげです。それぞれのチームの課題を一生懸命取り組もうとしている姿に刺激を受けます。
我がBRUINSの選手にとれば
いろんなことが「非日常」で塗り固められた三日間。
どんなこと思ったかな。
生活を共にするなかで
いつもより深く互いのことに踏み込んでいくことになります。良いことも、指摘しあわなあかんことも。
このチームを見ていて
「もうひとつ互いに踏み込めばいろんなものが見えてくるんだけどな」
そう感じることが多くあります。
一歩手前で立ち止まってしまう癖みたいなを、彼女たちの中に感じていました。
言い方を変えると、
踏み込まなくてもなんとなくやり過ごしていける関係。
ほんと？
ホントにそれでいいの？
求めるものの深さが深まれば深まるほど
今の浅さに限界を感じていました。
だからどこかで掘り返し、
あらためて、
ガッツリ耕すきっかけみたいなことを
起こす必要がありました。
なかなか日常の練習や限られた時間の中で
強烈な刺激は難しいことがあります。
だから、の、遠征。
改めて、信用して快く送り出していただいたお家の方に感謝です。
そんな課題を持った上でのこのチームの2泊３日。
みんなでいろんな事を考えて挑戦しながら行かねばなりません。
そしてそれらをすぐさま行動に移す瞬発力ももとめられます。
さらにこんな時に限って、イレギュラーなことのたたみかけ。
こぐま６匹、私には24時間テンパってたように見えていました笑
疲れたはずです。
「正解」を教えてもらうのを待ってはダメ。しかも判断の遅さは致命的です。
大都会大阪の街にも、他府県の強そうなシュッとしたチームにも、あっという間に飲み込まれていきます。
いくつか冒険もいれつつ、本当に今の彼女たちにとっては良い経験でした。感じているのは私だけではなく、肝心の本人たちの気持ちも動き出してきているようです。
遠征から帰宅後三日間は、念のため体調の報告をしてもらうことにしていますが、帰宅後から今朝まで、それぞれが振り返りの言葉を交えて送ってくれます。
二年生🐻
↓
レツ
今回の遠征での試合を通してバスケのプレーひとつひとつが私たちの日常をありのまま表現されていると改めて感じました。
試合の中で変化をする対応力が私にはまだまだ足りていないなと思いました。それは普段の日常生活でも同じで、私はこうしようと思っていたけど予定していたこととは違うことが起こってしまったから少し違うことをプラスで何かしてみようかなとか、そういう柔軟さが私には足りていないんだなと感じました。
サク
この3日で自分達のプレー面やそれ以外の弱さが痛いほどわかったし、良い流れのときの感覚も少し掴めたと思います。
私たちは今までそれを表面上でしか捉えることが出来てなかったけど、「現象」にある「本質」を見抜く作業をめんどくさがらず、丁寧にしようと思います。
本当にたくさんの方々の支えがあって、自分が部活動をできてることを改めて感じました。
ナル
この3日間、いろんな学校との試合を通して自分の課題もチームとしての課題も多く見つかり、試合以外の面でも考えることや周りに気を配ることをもっとしていきたいと思います。
自分達のいい流れをそのまま勝利に繋げられた試合と、それが出来なかった試合とで自分達にどんな差があったのかを考えて、これからに繋げていきたいと思います。
ちなみに
下の二人は今日は「家族のために掃除をする」ときめているようです。偉い。私の高校生時代にこういうこと、しただろうか。。。
一番上の人は、きっとお餅でも食べているのでしょうね。
日々、いろんな成長があります。
いいきっかけになった大阪遠征でした。
思い出していたんですが
2021年、面白かったことのひとつ。
うちのキャプテンがすーっと佳子先生に近寄っていき、
「わたしって、痩せたほうがいいんですか？」
ってこっそり聴いていたこと。かな笑
ごめん、レツ。言うてもた。
いや、かわいかったからさ。
佳子先生もご丁寧に、運動選手としての「太る、痩せる」についてしっかりと説明してくださっていました。いつもスミマセン。ありがとうございます。
佳子先生「餅は一つでご飯🍚🍚✖️2ですぅ〜！」
🐻「えーーーーーっっっ！」
食べた分、動かなくちゃね。
いいお正月🎍になりますように。
