澄んだ空気の中で考える
今朝、霜がおりてた三田市。
11月下旬。
今日の入れ替え戦をもって丹有地区の新人戦が一区切りつきました。
我がBRUINSは2部リーグを3位で終えて
今年は残念ながら新人県大会の切符を逃しています。
少し長い冬が始まりましたが
昨日も少ない人数ながら自分たちと向き合う練習をコツコツと取り組んでいます。
毎日は地味な作業の繰り返しかもしれないけれど
今は「下へ下へと根っこを伸ばす時期」。
がんばる。
卒業生の一人が
「364日トンネルの中だったけど365日目にようやくトンネルから抜けた一年間だった」頃の話を
思い出させてくれた。
振り返ると
トンネルの中の日々は
出口が見えづらくて模索の毎日だったようにきこえるけど
あの頃も今も、
毎日は結構いろんな「感動」があるもの。
感動=心が動くこと
新人戦を終えて
特に「上手くいかなかった経験」を
いろんな形で振り返っています。
コートの上で体と心を両方使ってバスケットをすることに、こんな時期だからこそこだわらなくては。
苦い経験を思い出して言葉にすることは
あんまり楽しいものではないし
落ち込んでしまうこともあるように見えるけど
少しずつ時間をかけて掘り返していくと
一人一人に「気付き」がたくさんあるようです。
特に二年生は
今まで感じたことがなかった気持ちに
気付きはじめています。
責任のある立場に立って初めてわかるその重さ。
逃げずに立ち向かうことで、自分の中に芽生える成長。そこまでたどり着いて欲しいなー。
最近はあんまりプロ野球は観戦したことがなかったんだけど
今年の日本シリーズはなんか興味があって観続けていた。
両チームとも昨年度リーグ最下位。
そこからの今年度リーグ1位。
その理由はなに?
戦力が変わったから?
いくつかの報道では、
「決して昨年までが〝弱かったから〟ではない」と、ある。
つまり大幅に戦力が変わったのではなく、
「選手の意識」が変化するいくつかのきっかけをチームがドンピシャに結果として反映させたのだ、と。
もちろん戦術と戦略といった内容の的確な見直しという前提は確実にあるとして、
集団が一枚岩になって常に前向きに戦っている様子は、「にわか」の私にもビリビリと伝わってきた。
それぞれの役割を果たそうとするひたむきな姿
仲間のミスを取り返そうとする粋な姿勢
選手を信じて送り出すスタッフと
選手たちがそれに応えようとしてる表現
それらが画面越しにズンズン伝わってきて、
いつのまにかしばらく試合を見続けていた。
プレーだけでなく、選手の表情にも
心が動いた。
「仲間」を本当に大切にして戦っていたり、
緻密な戦略をチームが一丸となってやり遂げようとしていた姿は、どちらのチームも印象的だった。
プロ野球選手も
女子高校生も同じ。
もっと言えば
普段、働いている私たちにも
いろんなヒントがあったのではないかと
そんなふうに思えています。
11月ももうじき終わり。
水曜日からテスト前に入ります。
コロナもこのまま落ち着いてくれたらと願いながら、今年の年末年始はいろんな出会いや再会がまた溢れているといいなと思っています。
バスケットを通して
私もいろんな分野において
いろんなものの考え方をしてみるようになりました。
寒いけど
空気が澄んで綺麗な時期。
そんな深まる時期にしていきたいです。