自主練習の大切さ
普段から大切にしている言葉があります。
「言われてすることに意味はない。」です。続きもあり、
「自ら進んですることに意味がある。」です。
バスケットの師匠からいただいた言葉を井上的に変化した言葉です。
東洋バスケ部ではおなじみのフレーズになっています。
言っているだけなのか、自ら意識できているのかは
それぞれの自律心でしょう。そもそも言っているだけでは意味は成しません。
意識でき、行動に移せて意味を成すことだからです。
この間の自主練や自主勉強もしかり。まさにその通りだと思います。
3年生は大会等が中止になっています。だから目標を見失っている・・・。
ではいけません。次にどうすべきかを考えることが大切だと私は考えます。
甲子園とその予選が中止になった際、ある識者が負けさせることも大切
ということを語られた人がいました。観点は同じで、今の状況に対応すべき
力を養うことも大切だと思います。私の娘も高校三年生です。入試関係も
様々な変化が起き、対応に振り回され、そして今回のコロナ禍・・・。
振り回され、理由付けは何とでもいえると思いますが、結果は自分のもたらすもの
のみです。言い訳ができ、理由付けの話を聞いてくれる人はいるでしょうが、
結果に影響はもたらしません。だからこそ今の状況に対応すべき力を身につけ、
自ら進んで結果を勝ち取らないといけません。
現在、NBAで活躍中の八村塁選手ですが、類まれなる身体能力の持ち主ですが、
彼が小学校は野球をしていて、中学からバスケットを始めたのは有名な話。
先日、中学時代の全国大会の映像を見ることがありましたが、今ほどの存在感
ではありませんでした。しかしながら、直向きに努力し、力をつけていき今があるのです。
余談ですが、彼はゴンザガ大学時代、ひたすら自主練に取り組み他の選手以上に
一人で練習に取り組んでいたそうです。その練習の際に、知らないおじさんに
指導されていたそうです。その知らないおじさんとは昔無名だったゴンザガ大学を
有名にし、かつ強豪にした「ジョン・ストックトン」だそうです。私の年代にはめちゃ響く
名前です。刺青を入れたり、すごい奇抜なファッションをする人が多いNBAにおいて
スタンダードな姿でバスケに取り組む選手でした。その姿に表れているように
自分のすべきことを理解して取り組んだ選手です。有名な話にガードである
ストックトンはもちろんダンクもできたそうですが、NBAの試合においては一度も
ダンクはしなかったそうです。なぜなら「自分のポジションには必要のないこと」
だからだそうです。ま、簡単に言えばチャラくないということです。八村塁も
NBAプレーヤーとしてはチャラくないでしょう…(個人的感想)
「自ら進んでする」にこだわってみてはどうでしょうか?