兵庫県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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想い、あふれました

2020/05/20 20:12
  

すこしずつ半袖を着ることが増えてきて

季節だけが進んでいる気がします。
カレンダーは、今日で5月も半ばをすぎました。

報道にもあったように
今年のインターハイは中止になりました。

そしてそこから数日後
兵庫県は県の総体の中止を決定しました。


現3年生の33回生・2年生の34回生の今期の我がBRUINSは、総体で結果を出すという目標の達成は、挑むことすらないまま叶わないものになってしまいました。

昨夏から、リーグ戦、ウインターカップ予選、新人丹有大会、県新人と積み重ねたたくさんの試合の度に、本当に沢山の保護者の方々が応援に来てくださいました。
とくに今年のチームは、日々の練習試合にもたくさん足を運んで下さいましたよね。
年末には年の瀬にもかかわらず、遠い大阪の南の方まで来てくださいました。
子供たちが本当に頑張る姿を、ギャラリーからいつも嬉しそうに楽しそうに、時に選手以上に悔しがりながら熱のこもった応援をくださいました。そんなお姿が今でも頭に浮かびます。


中止の連絡が来た時に
子供達の事を思ったと同時に
お家の方々のことを思い浮かべました。
本当にいつも、私達の試合を楽しみにしてくださっていましたから、この総体もさぞ楽しみにしてくださっていたのではと思います。
なんせ最後の公式戦は新人戦での惨敗ですし。
わたしもここで終わるわけにゃいかん、としか考えていませんでした。
そんなこんなの中での、この事態。
保護者の方々のポッカリ空いた心の穴も心配しています。


いつも、ご自分のお子さんがどうかは関係なく、どの子の背中も押してくださいました。
私はそういうところが素敵だなといつも思っていました。
これからもそういう暖かい応援がつづくといいなとの願いも込めて、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。





なかなかブログがアップできなかったのは

どう言葉を繋いだらいいかがうまくまとまらなかったことが理由です。

想いは、山のように。
心の真ん中に積まれたまま。
部屋の真ん中に手付かずの〝想い〟が山積みになったみたいな感じで、それをまだ眺めているといったところです。
2泊3日くらい徹夜で合宿しても時間が足りないくらい、話せます。




選手たちとは当然ながらまだ直接会えてはいません。
でも
たくさんの言葉を交わし、
互いに発信し合いながら、
日々、『チームとしての考え方』を構築していっています。
顔が見えないぶん、
目を瞑って、相手のことをじっと頭に思い浮かべて想いを飛ばすと、
あぁ、これってもしかして毎日会っていた頃より一人ひとりのことが見えてくるかもなと、新たな発見があったりします。



このブログは本当にたくさんな方々が見てくださっています。
主に、保護者の方々。
ほかにも
卒業した選手やその保護者の方々。バスケットで知り合った隣の学校の選手のお母さん。いまではすっかり飲み友達になりました。ありがたい縁です。
あまりにもブログが放置されて、草ボーボーの荒地になっていると
『最近、さぼっとんちゃうか?』
と励ましてくださる尼のおばちゃん。(愛を込めた言い方。)



これらの方達に一番に伝えないといけないのは、
休校になって
総体がなくなって
それでも進み続ける
『あれからのあの子達』についてだと思います。




キャプテンが

大好きな唄のサビの直前に、突然コンセントを抜かれた感じなんだ

と、言ってきたのは、中止の発表から1週間くらい経ったころだったかもしれません。
とくに3年生は、
よくわからないふんわりとした気持ちから、
少しずつ現実を受け止めたこの半月だったのではないかと思います。

その間、
ひとりぼっちで受け止めないといけない孤独さと、
ひとりだから向き合えた自分もいたのではないかと思います。

どっちも、
私たちが生きていく上で大切なことだから、
人としての味わいや深さは間違いなく増したと思います。
中止をうけて各自考えた事を発信しあってきたけれど、
物事を深くいろんな角度から見る力は、どんどん付いている気がします。
そんなこんなも、その成長ともっと近くで接していたいのだけど、これもまだ少し先の話になりそうです。



悲しい、辛い、悔しい、、という苦境。
でも
それを乗り越えているうちの選手たちは、
自分にとって、自分たちにとって、
何が一番大切なことなのかを
ちゃんと見つめて確認し合う作業をしています。

そして
そこに横たわっている優しい気持ちをちゃんと育むことができていると思います。


もちろん、若干17、18歳。
やりきれなさに前向きになれなかったり
気持ちに整理がつかないまま時間だけが過ぎる焦りに悩むこともあって当然。
突然コンセントを抜かれて、
いまからサビを思いっきり唄おうとおもっとったのに😡。やからね。
何処にもぶつけられないモヤモヤもちゃんと共有してあげないと。大人として。



また書きます。

これだけじゃ、
うちの選手たちの人としての魅力は書ききれません。
コートの上でもいい成長をとげてきた子達ですが、バスケットボールという表現の手段を奪われた今も、ちゃんとチームであり続け、チームとした一回りも二回りも成長しています。
今、試合したら、めちゃくちゃ強いと思います笑


自分達の〝ど真ん中〟は何か。

3年生は自分の未来に何を遺し、後輩に何を託すか。
2年生はこれをどう引き継ぐか。
彼女たちは、今、それと向き合って、みんなで共有することでちゃんと考えています。

そんなこんなを次回、また書きます。







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