バスケットボール指導の考え方②
提供元:龍野北高校バスケットボール部
2020/05/05 15:00
今日の指導の考え方は…
「緩急」です。
緩急は、バスケットボールでとても必要な考え方だと指導します。
緩急の指導とは…
緩く(ゆるく)動く
急いで(いそいで)動く
…この2つの組み合わせが大切だと教えていきます。
1対1でも緩急を使ったチェンジオブペースを上手く使える選手が多くいます。速いスピードであっても同じスピードで動き続けていては、相手は動きを読みやすいです。
昨日、紹介した「すれ違い」と「緩急」のどちらもを自分たちのバスケットボールに組み込んで欲しいです(^o^)
クロスオーバードリブルでは、緩いドリブルの後に速く強いドライブでフロントチャレンジすれば、相手が遅れるタイミングを作りやすいです。
そこで、もうひとつ緩急を入れても面白いです。
緩い→急(フェイク)→急(勝負)
と緩急の組み合わせです!!
このような考え方は、中学生ぐらいから緩急の使い方を考え始めて欲しいです。
例えば…緩いドリブルの後に速く強いドライブをひとつフェイクに使って、次のドリブルで一気に速いドライブを仕掛ける。
緩い(アドバイスドリブル・フローティング)→急(クロスオーバー・レッグスルー)→急(ドライブ)
例えば…ポンプフェイクを入れて、速いジャブステップからの速いドライブを仕掛ける。
緩い(ポンプフェイク)→急(フリーフットで速いジャブステップ)→急(速いドライブ)
緩急を上手く使えば、ドライブやカットを上手く使えます。
この考え方を上手く使えるようになれば、1対1は一気に上達しますヽ(^o^)
もう少し付け加えると…
ひとつの動きについても緩急が大切です。
例えばポンプフェイクでも
パワーポジション(トリプルスレット)からボールの動きを緩急から見れば、緩(ボールを上昇・初速)→急(トップスピードでシュートフェイク・終速)
要は、ボールを加速して動かす〝加速度〟が大切です。
最初(初速)から最後(終速)までがずっとトップスピードで動き続けると、相手からは読まれがちです。この考え方は、カットプレーやモーションでのオフボールプレイヤーの動きにも応用出来ます。自分のプレーに生かして見てください。
ここまでは、個人の緩急ですが…
チームとしての緩急で相手を倒す練習を行なっていきます。ここからはまた休校後に練習していきます!
イメージだけしてみてください。
緩(大きなパス)→急(速いパス)→急(速いドライブ!)
急(速いドライブ)→緩(大きなパス)→急(速いエクストラパス)→急(スポットシュート)
緩(ハンドオフパス)→速い(パス)→速い(ドライブ)
また、いっぱい練習していきます!ここからが、僕の大好きな速くて、見ている人も面白いバスケットボール作りです。
ステイローでのトップスピードが必要な緩急に耐えられるだけの脚力、筋力はつけておいてください(^^)v
チームシャツ
※龍野北高バスケットボール部の生徒たちへ※
このブログは、休校中に出来る限りいつも通りの指導が伝わるように続けていきます。
LINEやTwitterであれば、いつも指導が受信されて疲れてしまうので、あえて見たい時に見れるブログを使って指導しています。今、伝えていることは、一度教えた話で練習再開したいので、出来るだけ自分で考えて、練習ノートのようなものにまとめるようにしてください。また、どれだけ勉強したか披露してもらいます。
大した秘密の技術でもないので、兄弟や後輩、他のチームに見られても全然構わないです。みんなでバスケットボールを考えてみる機会にしてください。