バスケットボール指導の考え方①
提供元:龍野北高校バスケットボール部
2020/05/04 15:00
今日から数日間、バスケットボールを教える上で自分が大切にしているコツを公開します。
偉そうな紹介ですが、僕自身も20年ほどの指導者人生で、学ばせてもらった考え方ばかりです。
次の練習のイメージ作りの参考にしてみて下さいヽ(^o^)
何か紹介出来ることは無いか考えて…
「すれ違い」
「緩急」
「重心移動」
「後出し」
…紹介します。龍野北高校バスケットボール部のメンバーは、イメージはイメージ出来る範囲で考えてみてください。
※ここからはあくまで龍野北バスケ部指導の考え方ですが、それぞれの考え方がありますので、他のチームの人は参考程度にしてください※
「すれ違い」
…この考え方は、指導のポイントにしています。
言葉や文章では説明しにくいですが、バスケットボールやサッカーなど対人スポーツにはとても大切な考え方です。
◯問題◯
30㎞/h
相手→→→→→→→→→
←←←←←←←←←自分
20㎞/h
※もし自分自身のスピードが20㎞/h
相手が30㎞/hで動いている時…
相手からは何キロに見えていますか??
答えは… ㎞/h
この考え方が、すれ違いです!
1対1では、フェイクからドライブを仕掛ける時に、逆方向へのフェイクから相手選手が動き出すタイミングですれ違う方向にスタートを切れば、相手選手からはとても早いスピードに見えます。
一度止まった振りをするフェイクやロッカーモーションなどは、相手選手を自分が進みたい方向と逆方向に動かすことで…すれ違いを生むことができます!
ここでみんなが頑張ってしまうのがトップスピードの〝速さ〟ですが、速さを意識するあまりに慌ててしまってトラベリングになってしまったり、ターンオーバーなどのミスに繋がってしまいます!
〝はやさ〟は〝はやさ〟でも、バスケットボールで大切なはやさは、タイミングの〝早さ〟です。
すれ違いの考え方は、どんな場面でも必要になります。
例えば、バックドアカット練習を行なって選手の上手さを見てみたりします。上手い選手は教えなくても相手とすれ違えるタイミングを分かっています!
自分をマッチアップしているディフェンスがカバーディフェンス(3番ディフェンス)から、ディナイディフェンス(2番ディフェンス)に変わろうと動き出した瞬時のタイミングでバックドアカットを狙っている選手は…本当に素晴らしいセンスです。
「すれ違い」のタイミングを感じて、いち早く動いています!その前にスペースを空けるフェイクを入れたり、スクリーンで引っ掛けたり、次の練習にドンドン進めます。
バスケットボールは、自ら考えて、良い選択を素早く選ぶスポーツです。この感覚は、教えられてもなかなか出来ないです。
相手選手とすれ違いが出来る場面やタイミング…
1対1や2対2、試合の中で使えるイメージ練習して見てくださいヽ(^o^)