群馬県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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HARU・RIN

2019/07/24 07:06
  

ハルは5年生のお姉ちゃん、リンは4年生の妹。
しっかり者のお姉ちゃんと元気な妹は
まるで「トトロ」のサツキとメイの様。。。

先日のMt.fujiサマーキャンプは県大会前の
強化という意味もありますが、2人と
仲間の思い出作りのためでもあります。

お姉ちゃんのHARUは、運動神経抜群で
低い姿勢のディフェンスやジャンプ力に
長けており、6年生になったら大活躍する
と思っていました。
また、頭も良く言われたことを理解し
直ぐに行動できる、そんな子供です。

妹のRINは気持ちを前面に出して
その溌剌とした行動は、見ていて
楽しくなるほどでした。走力もあり
4年生でありながら抜かれた6年生に
追い付くほどのスピードが持ち味。
この子の成長する姿をずっと見ることが
私の夢でした。

今の5年生は大型になるだろうと
思っています。運動能力に長け、
頭も使え、気持の強さは今までにない
チームになるだろうと思っています。
この子たちなら、きっと全国を
目指せるとそういう期待を持って
楽しみにしていました。
しかし残念なことに、大事な子供が
チームを離れる事になり、
たくさん期待していただけに
その現実を受け止めることが
しばらく出来ませんでした・・・

「前向きに生きる」事は私が
学んできたことです。打ち明けられた
時は平常心でいられましたが、日を
追うごとに、2人を見ていて寂しい
気持ちが自分の中で支配してきて
後何日と思う様になってしまいました。

気持のピークは今回のサマーキャンプ、
最終戦でHARUをたくさん見たかったので
今までになく3Q連続して出場させ、
4Q目は姉妹でコートに立たせました。
お姉ちゃんのHARUは、多分この試合で
「最初で最後」の最多得点を上げました。
妹のRINは4Q終盤、HARUから受けた
ボールを見事リングに沈めました。。。
会場で見ていた関根ミニバスの誰もが
その様子に感動し、涙しました・・・

試合最後ファールになってしまった妹の
RINは涙が止まらず・・仲間がずっと
そばで慰めていました。。。
でもRINはファールが悲しいのでなく
これまで抑えていた、寂しい、悲しい
辛い気持ちを一気に吐き出した瞬間
だったと思います。
駆け寄って抱きしめたい気持ちでしたが、
私はその光景を見るだけで精一杯でした。

帰りのバスの中は「お別れ会」になり
それぞれが思いのたけを話して感動的な
時間だっと思います。


私は2人に1つだけお願いをしました。。。
いつまでも指導者としていさせて欲しいと。
離れていても、何かあったら相談にのれる
関係であり続けたいとお願いしました。

あなたたちとはずっとこの後も繋がっていたい。
そしたら辛くありませんし、成長を楽しみに
見届けられますから。。。

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