現場を受け入れる
その千八百七十一
今朝も、違う選手が「宿泊学習なので、次の練習休みます。」と、きました。「どこに宿泊学習に行くんだ」「那須甲子少年自然の家です」昨日の選手とのやりとりを見ていて、しっかり行く場所をインプットしてきたようです。
「で、那須甲子少年自然の家ってどこにあるんだ」
「えええ、那須?」
「本当に那須か?」「んんん西郷村?」「西郷村か?」ここで昨日の子が参戦です。「私もそこかな」
「お前、そこかなぁって、なんか上持ってくるって言ってなかったっけ?」「忘れました。」「忘れましたって、あれだけ言ってたのに」「…」
そこにもう1人助っ人のように関係ないのが参戦「私たちの時は、いわきの少年自然の家だったよ」「えええ、そこかな?そこじゃないな?」
こんなやりとりが続き、全員に略式の福島県地図にわかりやすい猪苗代湖を拠点に、須賀川の場所を書いてもらいます。
須賀川の南隣、そのまた南隣、その東側と、どんどん書いてもらえますが、なんとまー、びっくりするくらい、書けません。鏡石在住の子が、鏡石の南隣を知りません。その鏡石の南隣に住んでいる矢吹町在住の子が、その周辺の市町村を知りません。福島市は県北なのは知っていたようです。いわき市はどのぐらい大きいかわからないようです。会津地方に関しては???のオンパレード。まぁ、連日楽しましてくれる子供たちです。
そんな流れから、本日の本題昨日何やったか?良い循環と悪い循環がすぱっと出てこないのは予想通りです。昨日よりはスムーズに思い出したようで、練習に入ります。
で、本日の練習で出てきたのは『現状を受け入れる』です。
あまりにもシュートが適当で任せられない者、きちっと撃って期待できる者。どんな子にも可能性があるので、線引きするのはいかがなものかなぁとも感じますが、あまりにも自分のことを把握せず、何も考えず、ただやっているだけの子が多すぎるので、現場を教えるのにあえて線引きしてみました。
積極的にシュートを打って良い子は氣持ちよく撃っているので、確率は上がるし、視野は広がり、ナイスパスを出すし、守られればドライブするし、見違えるほどのプレイをしています。
一方、撃つのを止められた者やどちらにも名前があがらなかった者は、もがき苦しみ、どんどん視野が狭くなり、どつぼにはまっていきます。
昨日の良い循環と悪い循環にきちっと分かれました。
良い循環に回っているものはそのまま良い循環で回ってくれればいいです。一方、悪い循環に回ってしまったものはここでどうするこの現状を受け入れて、改善する。改善するために、現状を受け入れる。
どこで、良い循環に持っていくか?現状を真摯に受け止める事が肝です。