中学生で『良い選手』になりたいなら、ボールを持っていない時の動きを覚える必要がある 【千葉県市原市にて、バスケ教室を開いている男 ”N”のブログ】
2020/08/16 21:59
この本、マジで面白い!!
一番はこれだ!
良い選手とは?
チームのゲームモデルに適応し、そのゲームモデルに基づいたプレー原則を理解した上で、それに沿ったプレーを適切に選択、判断出来る選手
本では、『戦術的な良い選手』という書き方をしている。
僕がずっと思っていた疑問が少し晴れたと思う。
1on1が上手い人って、良い選手なのか??という疑問だ。
答えはNOだ。という解答を僕は持っている。
1on1は上手いのに、5on5になると下手になる選手がなんと多いことか。
小学生の場合は、まだ良いと思っている。
1on1が上手ければ、一人で得点を取る事は可能だからだ。
だから、小学生は1on1で目立てるように教えている。
だが、中学生以上になったら、絶対に1on1だけでは通用しなくなる。
ウチの中学生クラスは、『ゲームモデルを理解する練習』を毎回行うようにしている。
僕が言うのも変だが、オフェンスのスタートから、終わり(シュートを打つまで)までをしっかり明確にして、ゲームモデルを構築し、選手たちに教えている。
プレー原則もある。
一つ挙げるなら、パス回ししている段階で3Pを打ってはいけない。という原則だ。
※ただ、3Pが上手い選手に関しては、5on5を壊さなければ、このプレー原則を破っても良いとしている。
GROWSの中学生クラスは、すごく頭を使わないといけないと思う。
だが、すでにGROWSのゲームモデルを理解している選手もいる。
そういう選手が、一番上記に書いてある『良い選手』だ。
敢えて、もう一度書こう。
良い選手とは?
チームのゲームモデルに適応し、そのゲームモデルに基づいたプレー原則を理解した上で、それに沿ったプレーを適切に選択、判断出来る選手
中には『1on1』が上手ではない選手もいる。でも、『良い選手』である。
なぜなら、ゲームモデルを理解し、プレー原則を理解しているから、状況判断が出来る。
そういう選手は『1on1』が得意じゃなくても『得点』が取れるようになる。
5on5の中で1on1をすることが大切だ。
違う言葉で言うと、『ボールを持っていない時の動き』を理解出来ているかどうか。
戦術的な良い選手が5人いたら、面白いバスケットが出来る。
上記に書いてある通り、良い選手は、プレーを適切に選択、判断が出来る。
良い選手は、ゲームモデルをいきなり崩したりするんですよね。
でも他の選手も、誰かがゲームモデルを崩しても対応する力があるから、ゲームモデルは壊れているのに、5on5が成立するんですよね。
また、先日の試合であった出来事ですが、
ゲームモデルを、少しいじるようなことをしました。
でも、選手たちは見事に対応してくれました。
ゲームモデルを理解しているから、少し変えても5人で共有することが出来ていましたね。
楽しかったな。
小学生は1on1をひたすら鍛えていってOKだと思うが、
中学生になったら、ボールを持っていない時の動きを覚える必要があるよ。
なので、GROWSの中学生クラスは、ボールを持っていない時の動きを非常に重要視して教えています。
あと、パスね。めちゃくちゃ重要。
このブログを書いている時間、すごく楽しかった。