山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

勝間杯2019

2019/02/26 14:16
  

こんばんは、管理人です。
日曜日に同じ防府市内の勝間ミニバスさん主催の勝間杯に今年もご招待いただき参加してきました。
前日土曜日には、前夜祭なる懇親会もあり日頃からお世話になっている他チーム指導者様との交流も深めさせていただくなど、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
そして大会の方も、6年生にとっては最後の大会なので、最後まで笑顔で楽しみ、その上でこれまでの集大成として悔いを残さないよう全力で戦ってもらいたいとの思いで臨みました。
が、当の6年生達からは朝からまったく気合いを感じることなく、とても最後の大会とは思えない雰囲気でした。
初戦は市内同士の対戦で、今年一年、6年生も少なく厳しいチーム事情の中で頑張ってこられたチームです。
序盤から危なげなく・・・とはいかず、やはり相手チームとの気持ちの差は試合中のプレイにも如実に表れ1Qはシュートを外しまくり、途中リードも許すなど接戦となり、最後の最後でようやくリードを奪う予想外(と言っては失礼ですが)の展開です。
2Q目は相変わらずシュートを外しまくり集中力を欠く場面も多くありながらも大量リードを奪うことができました。
3Q目は6年生のベスト5人、そして4Q目はこの大会のオリジナルルールで通常のバスケ同様に選手交代が自由だったので、6年生6人を1人ずつ入れ替えながら戦い、終わってみれば40点以上の大量得点差で勝利することができました。
後半はずっと練習してきたモーションオフェンスの形も出て、随所に良いプレイもありましたが、いかんせんシュートの精度が悪すぎです(笑)
続く2試合目は、県東部の2部登録チームで、2年生も出場しないといけないなどこれまた厳しいチーム事情でありながら、秋の地区大会を突破して冬の2部決勝大会に進出されているなど、しっかり鍛えられたチームです。
一昨年12月の某大会の懇親会で指導者さんと親しくさせていただくようになり、以来、お会いするたびにチームの状況も気にかけて声をかけていただいており本当にありがたい限りです。
低学年の小さい子達までが全力で取り組む姿をうちのチームの子達にも見せて何かを感じ取ってもらいたく、昨年12月の右チャレにご招待してぜひ対戦したかったのですが、残念ながらうちが初戦で負けてしまいそのときは対戦が叶わず、今回、念願の対戦となりました。
やはりチームの中心は高学年の子達ですが、低学年の子達に対しても妥協せずに厳しく指導されており、それに応えようと一人一人チーム全員がしっかりと自分のやるべきことを全力でやろうとしている素晴らしいチームで、これは毎年安定して人数が少ない厳しいチーム状況の中で、毎年安定してしっかり鍛えられたチームができる訳だと改めて感心させられました。
試合の方は、やはり気持ちの面では完敗で、ノーマークのシュートを何度も外すなど相変わらずシュートの確率も上がりませんでしたが、オフェンスの形は少しずつ良くなり、身長差も活かしてシュートまで行く回数では相手を圧倒できたので、あとは数打ちゃ当たるの理論で得点を重ね、なんとか勝利することができました。
そして迎えた決勝戦。
と、その前に・・・、市内6チームで今年最後の市内頂上決戦中の反対ブロックの準決勝の一試合を観戦。
主催の勝間さんとこれまでの実績で言えば市内ナンバー2のチームによる決勝進出をかけた対戦です。
今年は私が市内5・6年生のDCを担当する機会をいただき、みんなの顔も分かりますし、特にこの2チームの主力メンバーは、このブログでもおなじみのコーチJ様(現コーチしないJ様)のバスケ塾でうちの子らとともに頑張っている姿をずっと見ているので、特に気になって最初から最後まで目を離さずに見てしまいました。
これまでの実績から言えば勝間さんの方がやや不利かな?と思いつつ見ていましたが、試合開始から両チームとも選手もベンチも応援席も気合い十分で、お互い一歩も譲らずに激しい戦いが繰り広げられました。
前半終了時点では勝間さんがわずかに1点リード、後半の6年生勝負に委ねられました。
後半開始早々に流れを掴み損ねた勝間さんは、早々に逆転を許ししばらくの間ノーゴールが続き、徐々に点差も開いてこのままズルズルやられるかなと思いましたが、諦めない子ども達の集中した必死のディフェンスで相手の猛攻を耐え、ようやくWエースの1人が無理な体勢からのシュートを決めてゴールを奪うと、そこからお互いの意地と意地がぶつかり合う激闘の中、徐々に点差を縮め、最後までどっちが勝ってもおかしくない目の離せない展開となり、会場もこの日最高に盛り上がっていました。
試合終盤には、リードしていたナンバー2チームのエースガード(J塾生)がファウルアウトし、逆転を信じて戦う勝間のJ塾生達でしたが、最後はナンバー2チームのなりふり構わない必死のディフェンスが立ちはだかり、ナンバー2チームに軍配が上がりました。
しかしながら、最高に気持ちのこもったナイスゲームを見せてくれた両チームの子ども達の頑張りに感動し、6年生最後の試合を終えて号泣する勝間の子達を見て思わずもらい泣きしそうにもなりましたが、自分達が今から決勝戦ということを思い出し(笑)、涙を堪えて決勝戦に向けて気持ちを切り替えました。
右田のブログとは思えないほどに他チームのことを書いてしまいましたが(笑)、やはり自分のチームでなくても、子ども達の一生懸命な姿が見られるのは本当にうれしいし、ありがたいことです。
そうしてようやく迎えた決勝戦ですが、相手はそのコーチJ様(活動休止中)の所属チームとの対戦です。
1月の市内大会でも敗れており、ここでリベンジを果たせれば6年生にとっては有終の美を飾って終われる最高の相手です。
この大会の決勝戦は、試合前に1Qのみスターティング5の紹介があるため、いつも通りの6年生ベスト5人を送り込んでリードを奪いに行きましたが、相手の5年生エースに翻弄され、こちらはやはりシュートも入らず、思うようにリードを奪うことができませんでした。
結局、若干のリードで1Qを終え、2Qは5年4人+日頃あまり試合に出ていなかった6年1人を加えた5人で臨み、これまで以上にルーズボールを追いかけたり、モーションの形を実践するなど、この数ヶ月の間の確実な成長も見られはしましたが、やはり大事なところでミスが出たり、誰かがボックスアウトを忘れてリバウンドを取られたり、ベストの6年生も含む相手との経験値の差は埋められず、9点のリードを許す苦しい展開で前半を終えることになりました。
後半のベスト勝負では、途中流れを掴みかけて点差を詰める場面もありましたが、最後までずっと練習してきたモーションを活かして相手のファウルを誘いつつ攻めるも、フリースローも含めたイージーシュートを決めきれず、流れを掴みきれません。
3Qで点差を埋められず最終4Qは、ここまできたら気持ちだから、点差も考えてしっかり足を動かしてディフェンスのプレッシャーをかけること、ボールを持った瞬間に積極的にゴールに向かうよう伝え、子ども達の頑張りを見届けました。
先ほど見た試合のように、最後の試合で勝利のためになりふり構わずボールを奪いにいき、なりふり構わず必死にゴールを狙う姿を期待したところもありましたが、気持ちが空回りディフェンスのプレッシャーも中途半端、オフェンスもインサイドを固める相手に攻めあぐね、最後まで練習してきたモーションの形を狙うだけになってしまいました。
ただ、これまで練習してきたことを実践に取り入れるのに苦労してきたチームが、最後の最後でそれを一生懸命やろうとしていたことに、子ども達なりに最後の試合のこの状況をなんとかしたいという思いがあったのかもしれません。
結局、最後は16点差で敗れ、残念ながら6年生最後の試合を勝利で終えることはできませんでした。
それぞれがこれまでどんな思いでバスケと向き合い、どんな思いでこの大会に臨み、最後の瞬間をどういう気持ちで迎えたかは私には分かりませんが、少なくとも私は、子ども達の本来の力からすれば決して満足できる内容ではなかったと思います。
ミニバスというカテゴリはこれで終わりますが、これから先もバスケ人生が続く、あるいは中学校で新たな道を歩む子もいるかもしれませんが、何をするにしても自分の限界を自分で決めず、他の人に流されることなく自分の信じる道を全力で突き進める子になってくれることを願わずにはいられません。
このブログでも何度も書いてきましたが、今の子は良くも悪くも周りに流される子達なので、殻を破って自分達で自分達を良い方向に導きあえるようになってもらえたらと思います。
6年生のみんな、お疲れ様でした。
最後に、毎年このような6年生最後の活躍の場をご用意していただき、当日も最後まで温かく丁寧なおもてなしをいただいた勝間ミニバス関係者の皆様に、この場を借りまして改めて御礼申し上げます。
ということで、来年もよろしくお願いします(笑)
(2019.2.26)

続きを見る

<< 前のページに戻る