山口県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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冬季市内大会2021

2021/01/13 23:42
  

おはようございます、管理人です。

この3連休は、日曜日は冬季市内大会、月曜日は萩市の新人大会に参加しました。

まずは日曜日の冬季市内大会からです。

強烈な寒波の影響で、なかなか雪が積もらない防府でもうっすら雪が積もる極寒の中での開催となりましたが、6年生にとっては残り少ない大会の1つなので、まずは無事に開催できて何よりでした。

1試合目は、年末のメモリアルカップの2戦目でも対戦し惨敗したばかりのチームとの対戦です。

メモリアルカップの際は6年生3人が欠場し、3年生まで出場していましたが、この日は6年生も全員参加、久しぶりにいつものメンバーが揃っての試合となりました。

前回のブログでお伝えした通り、年明けの練習で感じた6年生に対する期待と疑念が交錯する中、まずは疑念の方が勝ちました()

1Qから元気のない子供達、8点ビハインドと苦しいスタートとなり、2Qメンバーも空回り、リードを17点に広げられました。

結局は後半も22点差をつけられてのトータル39点という大差の大惨敗です。

力の差もさることながら、このチームの課題であるメンタルコントロール、気持ちの差がそのまま結果につながった印象です。

2戦目は、11月の県決勝大会にも出場された市内ナンバー3のチームとの対戦で、昨年の2月に錬成会で一度対戦し惨敗、このチームになっての公式戦では初めての対戦です。

私も子供達のメンタルコントロールにすっかり自信を失ってしまい、というのは冗談ですが()、子供達の気持ちを引き出すことも狙ってこの試合はもう一人のコーチに采配を任せることにして私はサポートに回りました。

するとさっそくその効果が出たのか、この試合は期待の方が勝ち6年生達が躍動します。

1Qは、このチームの持ち味でもある早い展開に持ち込むと、お互いにミスをしながらも勢いの差でリードを奪う良い流れで試合が進みました。

ここで相手は流れを止めようと、ベンチからの指示でスローペースの展開を狙ったようでしたが、ペースが落ち若干消極的になったことでますますこちらが勢いに乗ることができ逆にリードを広げこのQを9点リードで終えることができました。

続く2Qは、子供達は必死に頑張るも相手のエースの1対1を止め切れず、こちらは決定力を欠き苦しい展開となり、8点を返されましたが、トータルでは1点リードという大健闘で前半を終えました。

かなり追い上げられはしましたが、前半の勢いは完全にうちでした。

後半に入っても子供達が頑張り勢いを継続し、得意の早い展開で一進一退の攻防を続け、3Qは1414のイーブンで終了、トータル1点リードのしびれる展開で最後の4Qを迎えます。

ですが、この試合の要所要所で得点にも絡みオフェンスの重要な選択肢となっていたチーム1のビッグマンの子が3Q途中で足をつり、4Qの序盤で再び足をつってしまい無念の交代、貴重な得点オプションを失いました。

そこからも子供達は粘りを見せてくれたものの、やはり最後は力も経験も1枚上の相手に及ばず12点差で敗れました。

ですが、敗れはしたものの子供達の持つポテンシャルを改めて感じることができた貴重な試合になりました。

そして、我々の中では勝ちに等しい敗戦、いや、むしろ勝ったということで勝手に整理し、次の試合に臨むことにしました()

ということで、ここまで期待と疑念とともに我々の整理では1勝1敗で迎えた第3戦は、これまた年末のメモリアルカップで対戦し惨敗したチームとの再リベンジマッチです。

相手は本来ベストメンバーにあたる5年生をBチームに送り込んではいるものの、6年生も12人と多く、11月の右チャレでは同様の状況で接戦を演じるもわずかに及ばなかった相手です。

また、右チャレのときと同様、相手のキャプテンが足の不調で出場できないようで、なんだか流れがこちらに向いて来ていました()

前の試合結果も踏まえ、自分自身にクビを宣告し()、この試合ももう一人のコーチに采配はすべてお任せしました。

そして前回の試合で勢いに乗った1Qメンバーがこの試合も頑張りますが、3試合目の疲れからか足も動かずお互いにミスも多く、流れも両チームの間を行ったり来たりで終わってみれば1515の同点でした。

2Qも動きは悪く消極的なプレーやミスが増え、このQは12対5と7点差をつけられる苦しい展開で前半を終えました。

ハーフタイムにコーチから檄が飛び、試合に出てしっかり走れるという自信がある子を確認し、全員が恐る恐る手を挙げた中で、コーチは一つの決断をしたようで、6年生4人と5年生の新キャプテンを3Qに送り込みました。

すると、2Qで差をつけられてしまった2Qメンバーの3人が怒涛の反撃を見せてくれました。

2Qとはまるで別人のように積極的な攻撃、懸命のディフェンスを見せ、このQを1510でトータル2点差まで追い上げることに成功、それもその15点すべてをこの3人で奪ったのはなかったでしょうか?

やればできるじゃん!

そして、勢いに乗ったこのチームは強いんです。

4Qは新キャプテンを下げて6年生5人を投入、お互いに疲労MAXで思うように足は動きませんが、勝利に向けた意地がぶつかりあう必死の攻防の中、見事に逆転成功、接戦の末にそのまま勝利を収めることができました。

ずっと勝てなかったチーム相手の初勝利に、思わず嬉し泣きする子もいるなど、たった1つの勝利ですが、この勝利のために頑張ってきた子供達にはかけがえのない格別の勝利だったのではないでしょうか。

ですが、このチームの持つポテンシャルからすれば当然の結果だと思います。

残り少ない大会、まだまだ6年生の頑張りに期待したいです。

(2021.1.14)

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