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バスケを愛する人達との集い

2022/03/21 07:45
  

 バスケを愛する人が集まるというコンセプトの鷲野先生主催のクリニックに参加してきました。
 中学校のバスケを牽引してこられた杉浦先生と思い出話も含め、今の教育現場やバスケ界、今の子供達についてたくさんの話を聞かせてもらえる機会をもらいました。思えば試合のたびに先生のチームのベンチの後ろで、先生が何を子供たちに話されているのかを、一言一言をメモっていたのが懐かしく、そんな雲の上の先生と直接会話をさせていただき、本当に感慨ぶかい、ひと時を過ごさせていただきました。
 先生の話の中で印象深かったのは、コロナ禍の中、常識が非常識で、非常識が常識になってしまっているという話でした。
 そういえばクリニックでの座談会の場での子供たちの質問の多くは、仲間達とのコミュニケーションの取り方だったり、失敗したときの対処する心の持ち方だっり、例年は、もっと技術的なことの質問が多かった気がするのですが、今年は、仲間との関わり方であったり心の持ち方の質問ばかりでした。
 給食の関係の仕事をされている親御さんも、こんな話をされていました。給食が残されている量がコロナ禍の前の数倍になっているとの話でした。給食の時も会話をしたり、嫌いなものと好きなものとを交換したり、食べあったりする行為はすべてが許されない現場となっています。たかが、いや、されどの給食の時間かもしれませんが、たわいもない話や何気ないしぐさから子供同士のお互いの気持ちを探ることができたり、思いやる心や気遣う心が生まれていたことは、間違いのない事実だと思います。
 バスケで生計を立てている、私が「びっくりボール」と命名している春香さんとも話をさせてもらいました。3歳の子供からバスケを教えていると、私には考えられないことを実践しているようです。
 芸能界なのか、バスケット界なのかよくわからない、岡田麻央さんの活動も聞かせてもらいました。バスケを通しての多種多様の生きる道を模索しながら、必死に生き抜く、エネルギーを感じとることができました。
 バスケットが好きという根源からなのか、魅力ある。人を引き付ける。そして応援したくなる。そして、自分自身が居心地がよくなる、素直になれるそんな出会いの場の空間でした。
 苦労されて開催にこぎつけた鷲野先生。本当にありがとうございました。
 

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