東京オリンピックの見どころ
お*も*て*な*しが合言葉だった東京オリンピックも苦労、苦悩、苦難の続く中、なんとか開催の運びとなりました。自分自身、関わりは無縁のイベントと位置付けていましたが、教え子二人の活躍で、身近に感じるようになりました。
コロナ感染拡大のため、開催反対の声も多くなり、心痛む、もやもやした日々を過ごしてきました。
彼らが中学生時代、東京オリンピックが開催されることが決まったように記憶しています。そんな時、バスケット界は、組織がまとまっていないということで、FABAから世界選手権などの国際大会の出場ができないとか、いろんなペナルティを受け、大改革の末、今日があります。
男子は、もともと世界では戦えない。しかし、女子はそうではない。女子がかわいそうだ。スポーツ評論家の人たちの声でした。
プロ化、育成、山積みの問題をすべてクリアーしたわけではありませんが、何とか、ここまでこぎつけることができました。
今日があるのは、多くの人たちの知恵を絞った大改革。そして、改革以前からの諸先生方の地道な指導があったことを忘れてはいけないと思っています。
この東京オリンピックが開催されることで、たくさんの事柄が思い出されてきます。
高山全中で足を怪我して、魔法の手当てで試合復帰した百道中の比江島選手。新潟本丸中が接戦の末勝ったのですが、この大会で一番記憶に残ったのは、痛い足をひきづりながら戦っていた比江島選手でありました。
外国人留学生が高校バスケを支配する風潮の中、日本人のみで全国制覇した比江島選手の洛南高校に雄大達を連れて練習を見学させてもらいに行ったこと。
身長140センチの中学1年生の本丸中の富樫選手に全国大会出場の夢をあっけなく砕かれたこと。そして、中学3年になった富樫選手は新潟全中で全国制覇しています。
雄大、塁だけでなく中学生時代から見ている選手たちの成長や活躍を見れる。こんな幸せなことってあるでしょうか。
長く続けていると楽しさも倍増です。