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『経験』 関山

2025/05/08 21:43
  

『経験』

 

私は国士舘に入学した時は

バスケットボール部には入ろうとは

思っていませんでした。

しかし、身の回りの人たちに勧められて

小学校からやってきたことだったので

高校でもチャレンジしてみようと思い

入部することにしました。

こんな軽い気持ちで始めたことだったのに

気づけば、もうすぐ最後の大会が

始まろうとしています。

長かったようで短い高校バスケの終わりが

近づいてきています。

 

入部した頃は、ランニングロードや

階段ダッシュなど体育館を使わないでできる

辛くてきついトレーニングが多くありました。

しかし、みんなでお互いに競い合ったり

励ましあったりして走り切ることが出来ていました。

 

そんな中で体力があり、ハードにディフェンスが

できる力を持っていたので、

1年生の時から試合に

出させてもらうことがありました。

 

先輩と一緒に試合に出てプレーすることは

今思えばすごく貴重で、

とてもいい経験をさせてもらえていたんだと思います。

 

そして2年生になりチーム矢竹が

スタートしました。

先輩たちが惜しくも成し遂げることが

出来なかった東京都ベスト32という目標を

受け継ぎ日々練習していました。

 

練習中や試合中に声を出さずに

プレーをしていたせいで

何度も怒られていました。

声を出すというのは簡単なことだけど

自分は得意ではないことでした。

でも、バスケにおいて声を出すということは

プレイ中だけでなくチームで

コミュニケーションを取るために

大切だということを何度も何度も

怒ってくれたみんなのおかげで学ぶことができました。

 

自分たちの代の最初の公式戦、

八支部大会では、一人一人の力や

チームとしての弱さが多くあり、

不甲斐ない結果で終わってしまいました。

そこでもっとちゃんとやらなければいけない、

これではだめだと思い、

今まで以上に気合を入れて練習をしました。

そのおかげで世田谷大会では2位という

すばらしい結果を残すことができました。

 

だけど、そのあとの目標である東京都ベスト32を

目指すことができる大会の新人戦では

4回戦目の32の壁は大きく、

負けてしまいベスト64という結果で

終わってしまいすごく悔しい思いをしました。

 

そこから遠征など長い冬を過ごして、

関東大会予選が始まりました。

チームの雰囲気は良く、

試合では苦戦する場面もあったけど

自分たちのプレーを突き通し

目標であった東京都ベスト32を

達成することが出来ました。

 

約2年間でたくさんのことを学ぶことが出来ました。

バスケばっかりやってきたようにも見えるけど、

その中で、感謝や礼儀も学ぶことが出来ました。

毎朝早く起きてお弁当を作ってくれたり

寝坊しそうになった時に起こしてくれた両親、

たくさんミスしたり怒られたり、

頑固で変わらないと思っていても

ずっと言い続けてくれる阪川先生、

アドバイスや動画を毎日のように

送ってくれる中田さん、

疲れた体をケアしてくれる中塚さん、

応援や差し入れをしてくれた保護者の方々、

忙しい中練習を見にきてくれたり

練習相手になってくれたOBの方々、

自分やチームために色々なことを

してくださり本当にありがとうございました。

このような応援やサポートがなかったら

今のこのチームはなかったと思います。

 

多くの人に支えられて作られたこのチームで

感謝を形にするためにも

最後の大会であるインターハイ予選で

必ずいい結果を残します。

今までの努力や経験を

すべてこの大会にぶつけて

全力で戦い続けるので

最後の最後まで応援よろしくお願いします。

 

関山

 

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