『夢中』 大田
『夢中』
僕の人生で一番夢中になったもの “バスケ”
その最後の大会がもう目の前に迫っています。
次の大会は多分僕のプレーヤーとしての最後の大会になると思います。
小学校3年生から今までやってきたバスケの集大成をこの大会で出します。
僕は高校をバスケで決めました。
成長ができるところに行きたいと思い高校探しを始めました。
親から国士舘どう?と言われ、そういえば国士舘には中学のバスケ部の先輩がいると思い、
すぐに国士舘高校バスケ部に体験に行きました。
いざ体験に行ってみると先輩たちは高い強度でバスケをプレーしていました。
そして何より中学の先輩が上手くなっていて、ここに入れば自分も成長できると思い、
それと同時に国士舘高校に行こうという気持ちが出てきました。
そしていざ国士舘高校に入学し、バスケ部に行くと
ランの多さに嫌気がさしたのを思い出します。
先輩たちのバスケの強度はここからきていたのかと思いました。
先輩たちは軽々とメニューをこなしていくのに対して、
僕は設定されたタイムには到底届かず、
同級生の中でも下から1.2を争うぐらい遅かったです。
ここで中学と高校の部活の強度の違いを感じました。
今思い返すと入学してからの半年間はランが本当に嫌でランのたびに
「ああ、はじまるよ」「もうやだ・・・」と毎回思っていました。
この期間がキツすぎて、ご飯が喉を通らないぐらい疲れていて
入部して約4ヶ月で最大14kgぐらい体重が落ちました。笑
でもこの期間がなければ今の僕はないと思います。
それから冬にかけてどんどん走れるようになっているなと感じるようになり、
徐々にAのメンバーとして試合に絡めるようになりました。
年が明けて数ヶ月後1つ上の代のチーム川鍋の集大成の大会が始まりました。
1つ上の先輩方は頼りになる先輩ばかりでとても仲良くさせてもらい
この先輩たちと1日でも長くバスケを一緒にプレーしたいと思い大会に臨みました。
しかし、結果はベスト64で終わり、目標であったベスト32に届きませんでした。先輩たちより泣いた次の日から新チームがスタートしました。
そして6月23日に幹部が発表され副キャプテンとなり、
チーム白水の目標をベスト32に決めました。
個人の目標としてこのチームの先頭になって引っ張り、
先輩たちの思いも背負って行こうと決心しました。
今の代のチーム白水はいろんな経験をさせてもらいました。
リーグ戦、花巻遠征、八支部大会、世田谷大会、たくさんの練習試合を
短い夏の中で経験させてもらい、チームとしても個人としても
一番成長した期間だと思います。
そして、着々と準備し、結果を残しにかかろうと意気込んだ
新人戦を目の前に同級生数人がやってはいけないことをしてしまい、
先生がいない中での部活をやった期間もありながら
新人戦に参加し、結果的に3回戦負けをしました。
このことがあったからこそ、先生がいつも言っていたことの
重要性を再確認することができました。
本当に今までいろんなことがありましたが、
自分の身を削りながら僕達に向き合い、
バスケだけでなく人として未熟な僕を成長させてくださった阪川先生。
いつもYouTubeを使ったサポートやLINEでのアドバイスをしてくれた中田さん。
怪我をした時や体の悩みがあった時に相談に乗ってくれた中塚さん、春田さん。
女バスのヘッドコーチながら僕にアドバイスをくれ、
バスケについて教えてくれた新井先生。
幹部として共にチームを引っ張ってくれた白水、学斗。
いつもプロテインを作り、スタッツをやってくれたマネージャー。
そして何より僕がやりたいバスケをさせてくれて、
朝練のために僕より早く起きてお弁当を作ってくれて、
いつも試合を見にきてくれたお母さん。
感謝をしてもしきれない方々のためにも
次のインターハイ予選で目標を達成して恩返しをします。
夢中になれたからこそバスケに真剣に向き合い、
たくさん喜びたくさん笑いたくさん泣きたくさん悩んできました。
その長いようで短かった2年半の集大成となる
インターハイ予選が近づいてきました。
この大会で新チームが始まってからずっと一緒にプレーしてきた
可愛い活きいい自慢の後輩たちと
個性派メンバーが揃った同級生で目標である東京都ベスト32を達成します!
応援よろしくお願いします!勝つぞ︎
大田