『今まで』 山下
『今まで』
約2年前。
振り返ると初めて体験入部に行った時、次の試合に向けて熱心に練習をしている選手や、
そんな選手を支えていた2人の先輩マネージャーに憧れ、
私もこんな風に部活をしてみたい、一生懸命頑張っている選手を支えていきたい
と思い入部すると決意したことを思い出します。
1年生の頃は、先輩の背中を追うことに必死で
目の前のこと1つを成し遂げることに精一杯でした。
2年生になり、先輩方が引退をすると私たちは主となって
チームを引っ張っていかなくてはいけなくなりました。
考えてみれば私たちにはその自覚が足りていなかったと思います。
今まで見てきた先輩方の背中はとても大きく安心感があったのに対して、
私たちは本当に頼りない先輩でした。
後輩を導いていくべき存在なのに大事な時に問題を起こしてしまい、
そこでようやく先輩としての自覚をもつような私たちは
たくさんの人を不安にさせてしまったと思います。
今このチームが成り立っているのはそんな私たちを信じ、
ついてきてくれた2年生や、私たちのことを正し、
正面からぶつかってきてくれた阪川先生のおかげだと思っています。
苦しみ、悩み、もがいて、きついと思う時間も楽しいと思う時間も過ごしてきた私たちには
きっともう怖いものは無いと思います。
そんな私たちも残す大会は1つ。
3年生には本当に言葉では言い表せない程感謝しています。
色々な事があった学年だけれど私はこの代だからこそ
マネージャーを続けることができたと思っています。
私の高校生活を語るには男バスは欠かせないという程
大きな存在であるみんなと一緒に最後まで走り抜けられたことが本当に嬉しいです。
ありがとう。
2年生、私たちは2年生の底抜けな明るさと、
大きな声での応援があったからこそ勝てた試合が沢山あると思います。
試合中、辛い場面で響き渡る応援がどれだけ選手の背中を押してくれていたか
考えると感謝してもしきれません。
マネージャー3人にはかつての先輩マネージャーのように
なにか影響力を与えられるようなものを残せていないし、
本当に頼りない先輩だったと思うけど
日々のたわいもない会話や一緒に練習した応援歌など
楽しい思い出に残るようなものをくれて感謝しています。ありがとう。
そして涼夏、私と一緒に男バスのマネージャーを続けてくれてありがとう。
私たちは本当に真逆の性格で合わないと思うことの方が多いけれど、
そんな私たちだから協力し合って成し遂げられたことが沢山あると思うよ。
あっという間に引退という言葉が近づいてきて
正直まだ実感がわかないけど私たちの全てを出し切って最後まで応援しようね。
最後に阪川先生およびスタッフの皆様、
そして保護者の皆様この約2年間本当にありがとうございました。
皆様の応援や温かいお言葉、協力がなければ
今の国士舘男子バスケットボール部のチーム白水は成り立っていないと思います。
練習試合や公式戦、忙しい中時間をつくって
応援に来てくださる保護者の皆様から貰えるエネルギーは
私たちにとってなくてはならないものです。
最後の大会、目標のBest32を達成できる最後のチャンス。
目標達成という最高な恩返しができるようチーム一丸となって
より一層頑張って行きますので引き続き応援の程よろしくお願いします。
山下
