『ここまで来た』 尾出
『ここまで来た』
もうすぐ高校最後の大会が始まります。
ここまで来るのに長かったようで短かったようにも感じます。
入部当時は同学年に20人近くの部員がいて
毎日のように行う基礎練習を行っていく中で自分の実力不足や、
ラントレではついていこうとするので精一杯で体力不足を痛感する毎日を送り、
入部したばかりだというのに正直この先やっていけるのかと
不安で仕方がなかったのをよく覚えています。
2年生になり『チーム白水』が始まってからはとても濃い1年間だったと思います。
怪我や自分の実力不足という壁に何度もぶつかり、苦しみ、怒られ、
涙が止まらなかった時もありました。
そんな毎日の悔しさから出る愚痴を毎日聞いてくれたり、
朝練のために4時前には起きて弁当を作ってくれたり、
母には一番感謝を伝えたいです。「ありがとうございます。」
他にも沢山の人に支えてもらいました。
怪我をした時や、試合前に体のケアをしてくれた中塚さん。
シュートが入らずアドバイスや一緒にシューティングをしてくれた中田さん。
毎日練習メニューを考え、自分達の朝練の為に朝早く体育館の鍵を開けてくれたり、
毎日自分のことよりチームの事を考え続けてくれた阪川先生。
本当にありがとうございました。
バスケをやっていく中でインサイドとして、
どうやったらチームの勝利に貢献できるのかを考続けました。
小学校の時からやり続けたセンターというポジションで高校でも活躍するためには、
同じポジションである徳洋や森口のようなプレースタイルに変えなければ通用しないのか?
自分のやり方では活躍できないのか?
2人と同じようにやってはかてないのではないか?
その時、自分にはどんな強みがあるかを考えました。
結果、同学年では1番である身長が自分にある数少ない強みであると思いました。
強みを活かしつつチームに一番貢献することが出来るプレーは何か?
それは『リバウンド』でした。
『チームで一番リバウンドを取る』この目標ができてからは、
あまり迷う事がなくなりました。
たとえパワープレーで勝てなかったとしても、
自分に強く戦うメンタルが足りなかったとしても、
部活をやり続ける以上はやはり試合で活躍したい。
その一心で、「自分はこうやってバスケをやってきた。
このやり方でセンターをしてきた。」と自分に言い聞かせて、
その中で自分に出来ることを探し、それをやり抜いてきた1年間でした。
そうして、最後の大会が今目の前にまでやってきました。
今まで何回も繰り返してきた失敗、得てきた経験や成功、辛かった遠征や1日練習。
自分のバスケ人生の集大成がこの次の大会で決まる。
ここまで来たら自分がやってきた事を、
信じて貫いてきた事を正しかったと証明したい。
目標のBest32を掛けた最後の戦い。
結果を残すために!
頂の景色を見るために!!
全力で戦い抜くので応援お願いします!!!
尾出