自信はどのように生まれるか
2019/12/04 17:16
ボールを持ったらまず自分がゴールをねらうというのは、オフェンスの鉄則です。
しかし、自分のプレーに自信が持てないと、すぐにパスを考えてしまいます。その消極的なパスは相手にすぐに見透かされて、ボールを奪われることに繋がります。
いかにして子どもたちに自信を持たすことができるかということに、いつも悩まされ続けます。
試合では一部の活躍する選手にボールを集めるのではなく、全員が活躍するバスケットを目指していきたいです。そのためにも一人ひとりが自信を持って、「ボールを持ったら、まず自分が攻める」を実践してほしいのです。
ファンダメンタルの練習が終わってから、3対3の練習を行ないました。3対3では、必然的に人数が少ないため、必ず自分が積極的にならなければなりません。
まだ自信が持てない子どもたちには、チャンスの時に声をかけます。
「シュート!」「行け!」
例え無理な体勢になっても、何とかシュートに持っていくことが自信への第一歩です。ゴール近くではボールを持ったらすぐシュートの構えをするように習慣付けます。つい「数打てば入ることもある!」と言ってしまいます。
自分にはディフェンスを抜けないと思っていても、トライしてみなければわかりません。もう過去の自分ではないはずです。
やってみたら抜けた、そしてシュートが入った。失敗もたくさんありますが、その中から成功体験を積み重ね、それが自信に変わっていきます。
「ボールを持ったら、まず自分が攻める」みんなが自信を持てたら、チームとしてさらに上の次元に進むことができます。
別件ですが、学校の先生がぶらりと体育館の練習を見に来てくれました。
「この頃、学校でも泣かなくなった。」と話してくださいました。
バスケットの成功体験が、子どもたちの心の成長に繋がってくれれば、これ程うれしいことはありません。
(最近成功体験のない小島)