【男子】RUN《川鍋》
RUN
国士舘男子バスケットボール部に入部して約2年程過ぎ、
いよいよ去年の夏から始まった私たちの代が次の大会で終わりを迎えようとしています。
この約2年間を振り返ると楽しかった思い出や辛かった思い出がたくさんあります。
入部した時は、ランメニューやトレーニングばかりでバスケットボールとは何なのか忘れてしまうほどでした。
しかし、その中で先輩たちが、余裕そうな表情で同じメニューを終え
次々とメニューをこなしていく姿を見た私は、本当にこんなに走れるようになるのかと疑っていたほどです。
正直入部早々頑張りたい！という気持ちとキツイ！という気持ちが混じり合うようになり、
投げ出してしまいたい時もありました。
その中でも先輩たちの励ましや、同級生の頑張りを見てなんとか頑張って２つ上の代の時期を乗り越えることができました。
そしてチーム大塚として一つ上の代がスタートする時、私たちは目標をベスト32に定め、
部員みんなで毎日切磋琢磨して練習してきましたが結果はベスト64とあと少しというところで先輩達の代が終わってしまいました。
その悔しさを私たち後輩が繋ぐという意思で私たちの代も目標をベスト32にしたいなと思っていました。
そしていよいよ私たちのチームのキャプテンが決まる日となり、頑張って支えていこうと思った矢先、
先生の口から「キャプテン、川鍋」という声を聞き、正直、え？ほんと？支えられる側じゃん
とびっくりしたのを今でも鮮明に覚えています。
しかし、名を呼ばれたからにはやるしかないという気持ちで副キャプテンの大輔、翼とこの代を走り抜けようと思いました。
そして最初の練習の日。本当にチームをまとめられるのか、という不安を抱きながら行なった練習は見事的中。
チームをまとめるどころか私自身が手一杯でまとめるなんてできるほどではありませんでした。
しかし、毎日日々練習していくことに、スタッフ陣の頼りになる支えや同級生みんなが後輩をまとめようと声をかけてくれ、
先輩達の代では行くことができなかった岩手遠征もみんなで協力し、バスケ以外の面だけでなく、
身の回りの整理などの生活面の方でも成長する事ができました。
そんな楽しかったようで辛かった青春は、次の大会で終わりを迎えようとしています。
今までの大会で目標は達成できていません。
これまでいろんな事がありましたが、毎日の部活やその他のことでも私たちのことを第一に考え接してくれた阪川先生を始め、
休みの日にも関わらず練習を見にきていただいた中田さん、
私たちのため怪我や体のケアをしていただいた中塚さんや春田さん、
練習にも顔を出し相手となって参加してくれたOBの先輩、
そして毎日近くで見守り何にでも付き合ってくれた親のおかげでここまでやってこれました。本当にありがとうございます。
次の大会は本当にチーム川鍋の集大成であり、そして私たちの代で目標を達成できるかどうかがかかっています。
あとは何がなんでもゴールテープを切るだけ。それだけの努力や汗、洗濯の回数は行ってきました。
これが本当に最後のチャンスです。
感謝を力に変え去年みたいに悔し泣きではなく、嬉し泣きで私たちの代を終わらせたい。
これが本当に最後の願いです。
国士舘のバスケで必ず目標を達成しますので、たくさんのご声援よろしくお願いいたします。
川鍋
