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コーチインタビューその4 花田コーチ

提供元:中丸ダンクス
2022/10/21 22:16
  

好評いただいているコーチインタビュー・シリーズ、ここからは学生コーチに登場いただきます。

 

第四回は、今夏からダンクスコーチとして加わっていただいている現役バリバリのボーラー、花田コーチです👏👏👏

 

驚くようなバスケへの情熱に、努力という言葉の意味を改めて教わるインタビュー、皆さんもぜひお楽しみください。

 

 

【ご自身のプロフィールを教えていただけますか?】

 

 ●日本体育大学の一年生、専攻は児童スポーツ教育学で、教員を目指しています。

 

スポーツに関する学問は多いですが、児童スポーツ教育は日本では比較的新しい分野なんです。一言でいうと「運動が苦手な子に、スポーツを通じてどのような手助けができるか?」、ですかね。

 

児童といっても乳幼児~児童期と幅広いのですが「教育、運動習慣などを通じて、子どもの健康と安心、そして豊かな社会づくりに貢献する」、というのが理念です。

 

●例えばバスケをやっている人にも幼少期があるわけですが、土台が変われば今が変わる、というと伝わりやすいでしょうか?

 

特に最近だと、幼少期のスポーツは「運動不足を解消する」というゆるいパターンと、「将来プロを目指す」ような特訓パターンの2極化が進んでいます。いずれのパターンにしても、児童でいる間にポジティブな影響を与えることが大事だと考えています。

 

【選手としてのバスケ歴を教えてください】

 

 ●はい、自分でも笑えるほどにバスケ一本です😊。始めたのは小学校3年生ですが、兄がバスケをやっていた影響で、小学校に入る前から体育館でボールを追いかけていました。

 

ちょうど、ダンクスでも小学校入学前の妹さん、弟さんがステージ上を走り回っていますが、ちょうどあんな感じでした笑

 

※すでにバスケが上手そうに見える、小学生の時の写真

 

●福岡県で有数の強豪小学校だったんですが、当時は特に女子チームが強かったです。女子は男子と比べて人数が少なかったこともあって、3年生の時から試合には出ていました。4年生からレギュラーで試合に出るようになって、ますますバスケ熱が加速しました。

 

●当然、中学高校もバスケ一筋なわけで☺、特に高校は自分でも驚くほど打ち込みました。宮崎県の強豪だった小林高校でバスケをするために寮生活に入ったのですが、間違いなくそこでの生活が今の自分に繋がっています。

 

今考えると特殊な学校で、私の場合はバスケが強化指定科目に授業として認められている、という具合でした。一日の時間割が、国語📖、算数🔢、理科🌡、バスケ🏀(笑)。

 

●その分、練習は本気で取り組んでいました。朝練は5:30から。それが終わって6:30から朝食の毎日で、オフも週に一回あるのですが、もちろんそこは自主練☺

 

高校での実績ですか?そうですね、分かりやすいところでは🇯🇵全国国体3位、ウィンターカップは全国ベスト8、インターハイもですかね。特にウィンターカップは、宮崎県では14年連続優勝しています。

 

※バスケの名門、小林高校チーム。笑顔だけどすごい貫禄!!

 

県内の公式戦では3年間、一度も負けませんでした💪 負けれない、というプレッシャーはあるんですが、それよりも「今を楽しめば結果が付いてくる」という姿勢でした。もちろん、相当きついですよ笑

 

●多分、私はすごく負けず嫌いなんだと思うんですが、高校で学んだのは「努力は、楽しい」です。中学までの経験からレギュラーに入ってはいましたが、一年目に「これではダメかも」と不安を感じたんです。周りの同級生は全国トップ選手ですから、何となくでは通用しないのを悟ったんです。

 

【そんな花田さんが、ダンクスのコーチになった経歴を教えてください】

 

 ●直接のきっかけは、日体大で掲示されていたダンクスのアシスタントコーチ募集を見たことです。学校に問い合わせると保護者の方を紹介くださって、そのまま見学に来て決めた、という流れです。

 

●実は、学部に入る時から、縁があればこういう小学生のチームで教えてみたいと思っていたんです。低学年には特に「好きなことに向かう姿勢、楽しさ」を、高学年にはもう少しレベルを上げた「技術指導」という感じで、自分がこれまでにやってきたこと、感じてきたことを伝えれるかな、と。

 

中高生はある程度自己形成されているのですが、それと比べると、大人から言われたことを選別判断できるようになる前の小学生というのは、自分が伝えたいことを吸収してもらえる時期だと思っています。

 

自分は教えることが本当に好きなので、やりたい子、求める子には、これからも自分から声をかけるようにしていきたいですね。皆さんも、ぜひ積極的に聞いてくださいね☺

 

【選手としてのお話をもう少し聞かせてください。ポジションは何でしたか?】

 

●ポジションでいうとシューターですが、強味はディフェンスです。ディフェンスは一見泥臭いし目立たないと感じる方も多いと思うんですが、頑張れば、やればやるだけ上達するポジションなんです。なので、やる気がそのまま上達につながる感じがとても好きでした。

 

チームを救うのはディフェンスなので、相手チームのキーマンにピッタリ付いて、ルーズボールにも一番に飛びつく、という姿勢でした。ディフェンスは単なる「守り」ではなくて、チームのエースを活かすための「スペーシング」も大事な役割です。どこまでも裏方、職人ですが、ここは本当に一生懸命やりました。

 

※全国トップレベルのディフェンス。お話を伺うほどに、非常に深い一枚です

 

葛藤ですか?はい、シューターとしての華やかな部分と比べた時のプレイヤーとしての葛藤はありました。でも、そこを切り替えることができたからその後がある、というのはありますね。

 

【花田コーチから見られたダンクスは、どんなチームですか?】

 

●とても人数が多いチームですよね。私がいたクラブはレベルの関係で初心者が入りにくかったせいか、人数もそんなに多くなかったんです。その逆で、ダンクスは間口が広くて、とても入りやすいチームだと思います。初心者にとって入りやすい、というのはとても良い部分だと思います。

 

【これから、ダンクスをどんなチームにしていきたいですか?】

 

 ●自分がバスケから教わったのは、人間性です。仲間やチームの中で、自分がやるべきこと、相手がして欲しいこと、その場にふさわしい行動。バスケの話に限らず、子供の生活では「相手が嫌なことをしない」ということだと思います。そういう、相手やその場に応じた対応ができる子供たちになって欲しいな、と思っています。

 

例えばこれは、練習で4年生はもっと散らばって、という指示を出す時に、どうしても集団になってしまう4年生に対してではなく、今度は6年生が最上級生として動かないといけない、という考え方ですよね。

 

●練習面では、先ほどやる気のある子は是非聞きに来て、という話をしましたが、例えばハンドリングだけ、シューティングだけでも一時間程度の練習ドリルを教えることができます。なので、初心者を受け入れつつも、本気で上達したい選手には本気で向かい合ってサポートする、という面もしっかり根付かせていきたいです。

 

●あとは、個人的にはやはり女子チームを指導したいですね。男子と比べると例えば体力や筋力面などでできる範囲が限られていますが、その分、女子の方が自分が色々とプラスの影響を与えられるかな、と思っています。

 

【いくつか恒例の質問になりますが、バッシュについて教えてください】

 

●持っているのは2足です。男子と違って女子はそんなにバッシュを集めたりしないので(笑)。バスケ用には実用性の高いアシックス。ゲルフープという、皆が履いているシューズで、中学の時からこれ一本です。それと、審判用には黒のアンダーアーマーです。

 

【審判用、ですか???】 

 

●はい、日体大男子バスケ部の審判部に所属して、審判は結構本格的にやっています。審判規定で真っ黒のシューズが必要なので、その一足ですね。

 

【好きなバスケチームと選手を教えてください】

 

●NBA好きで、チームだとウォリアーズ。選手だとステフィン・カリーです。カッコいいですよね。

 

●これも兄の影響で、最初はマイケルジョーダン。パフォーマンス的なもの凄さで、エンターテイメントとして楽しんで見ている間に戦術や駆け引きみたいなところが見えてきた辺りから、もうそのままズッとNBAファンです🤗 あとは、ウォリアーズ以外だと、ヒートとその主力選手のジミー・バトラーとか凄い好きですね。

 

【バスケ以外の時間は何をされていますか?】

 

 ●スイーツ🍰が大好きなんです。スタバの新作が出たら絶対にチェックしますし、自分好みにカスタムして味わい倒します笑。甘いものが全体に好きで、和菓子洋菓子を問わず、ですね。試合の差し入れがスイーツだったら、もう元気100倍です☺

※和洋なんでもスイーツなら大好き!ということでお気に入りのカフェでの一枚

 

●それ以外だと、パスタ、ピザが大好きで、最近は溝の口でバンブーというお気に入りのお店を見つけて、そこばっかり何度も行っている気がします😉

※おいしいので何度も行ってしまう、というバンブーのピザ

 

【最後に、ダンクスへの加入を考えている選手、保護者の方に一言お願いします】

 

●先ほどダンクスは人数が多いとお話しさせてもらいましたが、人数が多いということは、たくさんの人たちとコミュニケーションが取れるということだと思います。違う学校だったり、いつもの学校生活だけでは出会えない交流で友達も増えますし、違う価値観と触れることができると思います。

 

●バスケ自体、仲間がいるからこそ見える世界ですので、楽しみながら一緒にやっていきましょう。是非、気楽に体験にお越しください。お待ちしています。

 

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