【女子】感謝《増野》
私たちの高校生活は、新型コロナウイルスと共に始まりました。
入学当初から入部できたのは6月以降、練習は限られた日、限られた時間で行われ、できない日はzoomトレーニングを行いました。
夏休み、冬休みも十分な練習ができず、マスクをつけての練習は当たり前のことでした。
1年生の時に見た3年生の引退試合。
この試合に勝てば目標であるベスト32を達成できるという試合でチームは勝ちきることができました。
先輩たちの後ろ姿を間近で見て、私も自分達の代で目標を達成したい、そう思いました。
2年生になって、一つ上の先輩方もベスト32を達成し、いよいよ私たちの代になりました。
この代は意見をうまく言えず、どこかで溜め込んだり、お互いに言い合えなくてすれ違いがあったり、チームとしては良いと言えませんでした。
ベスト16という高い目標を掲げたものの、何度も目標を下げろと言われ、何度もこんなチームは初めてだと言われ続けました。
何かを変えないといけない、全員で毎日練習後に反省会をして反省点改善点を話し合い、
少しずつですが意見を言うことや聞くことが前よりもできるようになっていきました。
そんな私たちももう、引退というバスケ人生の終止符を打とうとしています。
私たちにとってベスト16を達成する最後のチャンスがいよいよ始まります。
どんなにできないチームでも見捨てず、勝つためにたくさんのことを教えてくれた新井先生、スタッフの方々、
OB・OGの方、ここまで一緒に戦い続けてきた仲間たち、
なにより近くで支えてくれた保護者の方々がいたからこそ私たちは不自由なく活動してくることができました。
全ての関係者の方々に感謝して自分達ができる最大限を出し切ります。
昨年と同様、無観客での開催ですが、
国士舘高校女子バスケットボール部に携わってくれた全ての方々に恩返しできるよう精一杯頑張りますので応援の程よろしくお願いします。
増野
