90秒シフト(ローテーション・マネジメント)
提供元:東京港区女子バスケ【五右衛門】
2022/03/10 15:45
エンジョイ型のチームであるパークスを設立し、初めての大会出場が決まった直後にB3コーチに就任してしました。
初の公式戦は、選手に丸投げにしてしまった結果、色々な人に負担をかけてしまいました。
なので、私がいてもいなくても回るよう、仕組みと理念をつくりあげることにします。
その時に参考にさせて頂いたのが、アルバルク東京アカデミーが採用している90秒シフトです。
【実施方法】
・メンバーを2つのグループに分ける。
・2つのグループが交互にプレーする。
・ゲームクロックが60秒進んだら、TOに交代を伝える。
・グループが6人以上の場合、各グループの中で平等に順番を回す。
【
戦術的な強み】
・試合を通じて90秒交代を繰り返して、チーム全員で極めて激しいペースでプレーし続けることで、ゲームを優位に進める。
・既存の選手起用法と根本的に異なるため、対戦相手に対して、こちらに合わせるか、疲労をためながら激しいペースでプレーをし続けるかの選択を迫ることができる。
・慣れているのは、普段から練習を積んでいる自チームであるため、相手がどちらを選択しても、自チームが優位に立つことができる。
【コーチの権力を手放す効果】
・選手にとってプレータイムはとても高い価値を持つものである。
・選手交代を指示する権限は権力である。
・この権力により、選手たちにとって、コーチの発言が強制力を持つことになる。
・全員出場・90秒シフトのシステムでは、コーチは選手交代を指示しない。
・権力を手放すことで、選手たちがコーチの評価を過度に気にする必要がなくなる。…