東京都のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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コロナ禍と子どもたち

2021/04/22 18:21
  

新型コロナウイルスによる学校の休校に始まり最初の緊急事態宣言が解除されるまでの約5ヶ月間、そして2回めの緊急事態宣言が発出され3ヶ月間子どもたちはバスケットボールの練習ができない日々を送りました。念願の4月からの練習再開に心を踊らせ子どもたちは元気に体育館に戻ってきました。

私は長年ミニバスケットボールを通して子どもたちを見てきました。コロナ禍による心のストレスが問題視されていますが、子どもたちは自分の心を客観的に見ることはできません。好きなスポーツができないということは大人が感じている以上に子どもたちの心に影響を与えています。

 

低学年の子どもたちが練習の最後に試合形式でバスケットボールをする時の無邪気な姿を見ると、それはスポーツの原点そのものです。試合に勝つとかそういうことよりも、ゴールにボールを入れることに必死です。技術的に差はあるのですが、あまりそのようなことは気にしません。自分にできる限りのことをして頑張ります。男女仲良くプレーをします。スポーツが子どもの遊びの延長であることがよくわかります。バスケットセンスを養うためには、「失敗ができる安全な環境」と「制限のない自由な環境」が必要だとあるバスケットの本に書いてありましたが正にその通りです。

これから3回目の緊急事態宣言が発出されようとしています。また練習ができない日々が続くかもしれませんが、子どもたちの心を常に見つめ、コロナによる感染防止対策を行いながらも、子どもたちが大切なものを失わないようにしていきたいと思います。

(見本で投げたシュートが入らず、体験に来た子どもから「ファイト!」と言われてしまった小島)

 

※参照 「バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている」

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