男気って
先日家族で食事に行くときの出来事です。
うちは私と妻と男の子2人の4人家族です。
誰が折りたたみ式のチビチャリに乗るのか、という話になりました。その自転車は小さい為に疲れるので誰も乗りたくないのです。私は子供たちに「お前らジャンケンで負けた方がチビチャリね」と言いました。すると子供たちは部活で疲れてるとか、前回俺だったとか、色々と男気のない事を言って素直に聞きません。結局、平等にみんなでジャンケンにしよう、ということになりました。そこで私が提案しました。
「じゃ、男気ジャンケンにしよう」
「なにそれ?」
「ジャンケンで勝った人がチビチャリに乗るの」
「ああ、勝った人が負けね。いいよ」
「じゃいくぞ、男気ジャンケン、ジャンケンポン!」
よし勝った!あ、負けました。でも妻が出してません。
「ちょっと、ちょっとちょっと、母ちゃん出してないよ」
「えっ、だって男気ジャンケンでしょ。母ちゃん女だもん」
「いやいや、男気ジャンケンはあくまでも勝ったのに負けをかぶるっていう男気溢れるルールに対するネーミングであって、男女は関係ないんだって!」
「えー、だって男気ジャンケンでしょ。母ちゃん女だもん」
「いやいやいや、だからそういうんじゃないんだって。じゃ、わかった。勝ったら負けよジャンケンポンでもう1回やろう」
「え〜」
ニヤニヤ聞いていた次男が言いました。
「ふふふ、父ちゃん、男気ゼロだな」
さて、ほろ酔い気分で帰る時、私はチビチャリを手にとりました。すると妻が言いました。
「お、さすが父ちゃん、男の中の男だね」
「えっ、もう1回ジャンケンしてくれんの?」
「かー、男気なさすぎ〜」
「男気って、なにかね」(ドラマ「北の国から」の「誠意って、なにかね」というセリフ風に)
ワイビーのみんなには是非とも男気溢れる好男子になってもらいたいと思います。
そして女の子たちには、ちょっとおバカな男子をいい気分にさせて上手に手のひらで転がすような賢い女性になってもらいたいと思います。
コロナの影響で例年とは違いますが、いよいよ9月から大会が始まる予定です。
今回はチームスポーツができるという幸せを感じながら「チームスポーツって、なにかね」というのを課題にして大会に臨むのはどうでしょう。
がんばるぞ!おう!