頭の中を体で表現するには?
こんにちは
今日は、先日ある指導者の方と話していて二人して答えの出なかったテーマについてちょっとまとめてみたいと思います。
『頭の中を体で表現するには?』
今回のブログについてはまだまだ答えがわからず、何かしらを掴みたいと思っていますのでフィードバックをいただけると嬉しいです。
皆様と指導について深めていく機会ができれば嬉しいです。
頭の中を体で表現する
スポーツにおいてとっても大切なことです。
でも、難しいことなんです。
自分はこう動いているだろう、自分はこうやって体を使っているだろうという認識が必ずしも現実とリンクしているわけではありません。
特に子どもほど、頭の中身を体で表現することは難しいでしょう。
例えば、
レイアップについて。
ドリブルから2ステップを踏んで右手でシュートに行くとします。
ボールポジションは最終的に肩の横、首辺りの高さからリリース動作を始めて
肘を軸にして腕をリングまたはバックボードの方に回転しながら伸ばして行きます。
ボールをリリースするタイミングで手首のスナップを使って、指先を使ってフィンガーロールをする。
このレイアップを指導したとします。
説明をして、デモンストレーションをすれば
大体の子どもはわかります。
「上手な人のレイアップだ!」
となりますよね。
で、面白いのは分解練習をして一つひとつ行うと動作自体はできます。
でも、一連の動作でやってみると・・・
「いつもと同じレイアップじゃん!!!!!」
となります。
あれ、さっきまでできていたのにできない・・・!!!
でも、子どもがいうのは、
「できたー!!!!」
なのです。
この手の理論について、
タレントの武井壮さんは、
「こうすればスポーツは上達する」とおっしゃています。
それは体と脳みそをリンクさせることです。
でも、子どもにそれをどうやって教えるかですよね。
レイアップに限らず、子どものバスケシーンではほとんどの状況に言えることで、
果たしてコーディネーションやトレーニングで解決できるのか!?
と思っています。
おそらく、頭の中を表現するの反対は『圧倒的反復練習』ですよね。
もちろん私が子どもの頃は全てにおいてコレでした。
でも、今は科学の時代。
合理的な練習方法があるに違いありません。
1ヶ月間、
U12~U15まで練習に関してのデータをとりました。
練習の達成度から感情まで全てを数値に変換し、
収集しました。
そこでわかったことは、
練習達成度と練習理解度はとても親密な関係があるが、相対的評価によって認識される。
要は自分ができているかできていないかは、
他人をものさしにして計るということ。
自分はできたか?理解したか?を問われているのは、
人と比べて自分はできているか、どうか。
という内容で返ってくるということがわかりました。
中学生にもなれば状況は少し違って、
考察力や推察力の高い選手ほど練習理解度が高くなる。
まぁコレも当たり前なんですけど、データを集めてよかったなと思います。
また共通は、
メンタルがない、元気がないときの練習達成度は非常に低い
ということです。
当たり前だけど、
ちゃんと結果に出してくれるとアプローチが簡単で、
ソリューションを導くことができますね。
当たり前の内容ばかりでしたが、
このデータも使いつつ、このテーマに関する答えを出していきたいものです。