実は私が毎年楽しみにしている大会です。それは多くの子どもたちにとって初めての大会で、そこに多くの感動や、新たな子どもたちの発見があるからです。

今までは男女別で参加していましたが、今回は男女で仲良く、みんなで応援できるように混合チームの出場となりました。

入部したばかりの子どもたちもたくさんおり、実はルールもよくわかっていない子がいるのです。みんなボールにお団子のように群がってしまいます。仕方がないことなのですが、ボールに対する執着力は高学年に負けません。

中にはボールを持って走り出す子どももいます。これも見方によっては凄いことです。どうしてもボールを持つと躊躇しがちですが、何の迷いもなくゴール目がけてラグビーのように走り出すのです。きっと積極的な力強い選手に成長してくれることでしょう。

そして何よりもうれしかったことは、男女で一緒に応援をしながらプレーができたことです。決して誰かを非難することなく、みんなで励まし合う声を最後まで出すことができました。

大会が終わってある他チームの指導者が、高学年の試合もいつもこのように楽しくできたらいいねと語っていました。正に同感です。

ある女子のお母様からは次のようなメールをいただきました。

「昨日の試合は大変刺激を受けたみたいで、今後のやる気に繋がっていきそうだと感じています。どんどん上手になりたい欲求が芽生え、仲間と切磋琢磨する事が楽しみのようです。この大会から学んだことを、これからの練習に生かしてくれることでしょう。」

バスケットボールが楽しくてしょうがないという子どもたちを、これからもたくさん育てていきたいと願っています。そしていつもこの原点を忘れないようにしていきます。(小島)