戦争とオリンピック
提供元:TTBスポーツクラブ
2021/08/16 12:00
こんにちは、紺田です😊
お盆休み真っ只中ですが、雨、雨、雨…見事にこの期間中は悪天候が続いていますね💦
昨日は少し晴れ間も見えましたが😌
それでも九州や中国地方に比べるとそれほどでもなかったようで😳
あちらに親戚をお持ちの方もおられると思いますが、皆さんご無事でしたでしょうか??
まだまだ続く台風の季節、気をつけて過ごさないといけませんね!
さて、昨日8月15日は終戦の日でした。
毎年この期間には様々な媒体で戦争についての記事やドキュメンタリー番組などを多く目にします。
今年はオリンピックがあったということで、オリンピックと戦争を関連付けた記事がよく出ていました。
その中で、オリンピック選手として活躍しながらも、その後戦地に出兵し、命を落とした「戦没オリンピアン」についての記事をいくつか読みました。
東京オリンピックの閉幕直後で選手達の姿も鮮明に残っているだけに、約80年前に今の選手達と何の違いもなく、同じようにオリンピックに出ていた選手達が戦争に駆り出されたということが、とてもリアルに感じられました。
マラソンの大迫選手や陸上の山県選手、バスケでいうと渡辺選手や八村選手、富樫選手のような人達が軍服に身を包み、銃を持って前線に出る…そんなことが実際に起きていたんですもんね。
記事を書かれていた方達の思いの中にそういったことも含まれていたと思いますが、遠くなるばかりの戦争というものを少しでも実感をもって考えるためには良い記事だったなと興味深く読ませていただきました。
↓その中の一つ↓
戦没オリンピアンー栄光の舞台から戦場へ 硫黄島からの手紙、顔見ぬ息子に命名 短くも熱く切ない新婚生活
僕は結婚もしていませんし子供もいませんが、それでも涙なしには読むことが出来ませんでした。。
そして、そういった記事を読んでいると、戦没オリンピアンについての展示会があるという情報が。
期間が三日間だけということで、さっそく行ってきました!
受付を間違えて、あやうく「千と千尋の神隠し」の上映会に入れられるところでしたが笑
小規模ではありましたが、戦没オリンピアンのことだけではなく、戦争というものについて幅広く知ることが出来る展示会でした😊
こういった遺品や戦時品の数々を実物として目にすると、読んだり聞いたりするだけではやはりどこか遠くに、大昔の出来事に感じてしまう戦争というものが、手の届くところに、物凄く近くに迫ってきます。
過去にこのブログでも書いたと思いますが、僕達の世代にとって「戦争」とは、忘れてはならないものではなく、知らなければならないこと。
忘れるも何も、知らないことばかり。
毎年のように言われていますが、実際に戦争を体験された方たちの数はどんどん少なくなってきています。
貴重なお話を直接伺うことは出来なくなります。
次世代の子供達に戦争の悲惨さを…の前に、受け継ぎ、伝えるべき今の大人がまず知らなければなりません。
学生の間は学校の行事や先生からの話などで戦争に触れる機会が多少なりともあるでしょう。
しかし、大人になると自分から動かなければそういう機会はなかなかありません。
もちろん僕も四六時中戦争のことばかり考えているわけではありませんが、これからも「戦争について知ること」は続けていきたいと思います😊
最後に、展示会でも紹介されていた、1936年のベルリン・オリンピックに男子100メートル、400メートル・リレーに日本代表として出場された鈴木聞多(すずき ぶんた)さんの言葉を。
彼はオリンピックに出場したあと、26歳の時に戦地で亡くなられていますが、鈴木さんの残された言葉は今でもいろいろなスポーツの場で受け継がれているそうです。
「競技に愛を 記録に夢を 練習に心を」