神奈川県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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7/7 前期二次リーグ in とどろきサブアリーナ

2024/08/01 00:43
  


地獄のような暑さが続いております
猛暑のみぎり


地獄知らんけどね





もしかしたら、地獄の方が涼しいかもしれないから、地獄の天気予報で言ってるかもね

「現世よりはマシ」と





7月7日
前期二次リーグ最終日


男子が



男子がっ!!






まさしく最終戦にふさわしい(?)

試合開始から終了まで、4点より離れない、ヒリヒリしたゲームになりました








ゲームプランとしては

「前日の4ピリの強度を最初から」
っていうのを意識して入りました


昨日の今日ですからね
反省を活かそうという意識はより明確にしやすかったと思います


実際、その取り組みは出来ていた
テンションもかなり高めでした




が、そしたらファウルトラブルに陥るっていうね


まあまあ
そのテーマならそういうことにもなり得るわな


想定の範囲内ではあったものの
いやー、ギリッギリでした


3ピリオド終了時点で4番5番が4ファウル

猛暑の折に肝冷やしましたわ

納涼ぅ〜








それにしても

何はなくとも
Kタロウの決勝ブザービータースリーですよね


それについて、ここからはめっちゃ語ります





僕は
この4ピリオドを、タイムアウトを使わずに終えました
あれだけの接戦の中ではなかなかありえなさそうなものですけど

それでも僕は、あえて取りませんでした



なぜか





要因はいくつかあります

まずは

残り3分の時点で相手が先にタイムアウトを取ったこと




正直「?」と思いましたが
僕としてはありがたかった





そこからの展開




今だから言えますけど
ここに至るまでの前段階で色々あって、最終4ピリオドの開始時点で、僕は冷静さを欠いていました

反省点です
本当に申し訳なく思います



そんな中で展開して、僕が冷静さを取り戻したのは、Tキの理知的な1on1からもたらしたフリースローを得た時でした


あれは本当に、京町で教えているファンダメンタルの粋を集めた至極の1on1


そこでプレーが止まったことで、タイムマネジメントを改めて考えられたこと

そして、そのフリースローをTキがきっちり二本沈め、1点リード


勝ち筋を考えうる
いい間を取れました




条件については細かくは言いませんが
僕の頭の中で
「この展開ならタイムアウトを取らない」というのをこの時から考えていて

そこからKセイのフリースローでもう1点加点

残り19秒
2点リード
相手のポゼッション

守りきって終われるなら、それが何よりだったんですけどね

そうは問屋が卸さなかった

 

ボールマンディフェンスはKタロウ
その選手のショットに対してのブロック成功
ルーズボール


が落ちた場所が、最悪中の最悪でした

これはもう運が悪いとしか言いようが無い

よりによって相手のビッグマンに拾われてからのプットバック


そこから失点を喫し、同点に追いつかれたラスト7秒のシチュエーション

これは僕の想定していた条件にビタッとハマってました



一般ルールだったら選択は変わってたかもしれません
タイムアウト後にフロントコートからスローイン出来るという一般ルールであれば、検討の余地はある

もしくは、うちに初見じゃ止められないようなナンバープレイがあったらそれはそれでまたタイムアウトを取っていたでしょう



そんなたらればは置いといて





このシチュエーション
時間帯まで含めて想定していたので、迷いはありませんでしたし、自分としてはかなり冷静でいられました





選手のみんながあの失点の瞬間に落胆し、顔を下げていたらまず間違いなく同点引き分けに終わっていたでしょう

だけど
「そうならないと思って」タイムアウトを取らなかった僕




あとは選手を信じるだけでした




ごちゃごちゃ書いてるけど
「要は何もしなかっただけじゃねーか!カス!無能!」とか言われたらその通りとしか言いようがないけど、とにかく意図はあったとだけ言っておきたいんだ

言わせてくれたっていいじゃないか







失点後
KセイとTギの早い切り替え

映像で見返すと、二人ともリングを通過したボールを最高到達点に近い所でタッチしてるんですよね

保持したのはKセイ
即座にスローイン

それとほぼ同時に行われていたKタロウの時計の確認
からのパスレシーブ


あまりにもスムーズで息の合ったトランジションの早さに、相手のディフェンスの対応は明らかに遅れる
下がりながらのディフェンスを攻める
「ダウンヒル」の状況を作り出せた


淀み無くフロントコートにボールを運び、そのKタロウにとって気持ち良くショットを打てるスポットに移動

そこまでで、残す時間は2秒
猶予はあった


同点だったので、果たしてスリーである必要があったのかという疑問も出るかもしれません

でも、あのスポットより先にはセーフティが居ましたし、そこをかわす時間もパスを回すほどの時間も無い

そしてそのセーフティは、走り込んでいるTラとTキの対応も無視できない
ペイントエリアでそこをケアせざるを得ないから、ボールマンKタロウのショットに対応し切れない



あらゆる要素が噛み合った上で、そこで打つ以外に選択肢は有り得なかった




放たれたショット

改めて映像を見直してみると
スタンス、速さ、力感、リズム、フォーム

極限状態の中にありながら、やぶれかぶれで放ったシュートではなく、その全てが完璧で申し分のない、決まるべくして決まったお手本のようなショットを放った我らが京町のキャプテンKタロウ

お見事と言う他ありません




このフィニッシュまでの流れは、一切の偶然の余地も許さない、美しいプレーでした







しかし、あんなに吠えるKタロウを見られるとはねえ

めちゃくちゃ格好良かったんだけど、わりと照れ屋さんなのであんまりイジるのはやめておこう 笑




試合終了後
ある保護者の方から
「選手を信じて良かったね」と声を掛けられました

どこまで僕の意図を汲んで言った言葉なのかは知りませんが 笑


まさしくその通り


一試合通して見れば会心のゲームとは言えないかもしれませんが
(ってか言えない)

クラッチタイムでのミクロの視点だけなら
こちらの思惑と、選手の意思が合致した会心の瞬間
でした



さりとて

僕は、指導者という立場でありながら
大人が絶叫するような熱狂を産み出した選手たちを

誇りに思うなんてそんな偉そうなことは言いません



ただただ凄いなと
本当に、人として尊敬の念を抱くばかりです




間違いなく

後に語り継がれるであろうゲームになったと思いますし


前期リーグ戦を終えることにおいて、これ以上無いゲームだったと言えるでしょう






以上をもちまして、男女とも前期二次リーグ戦を終えました


一次リーグの結果を踏まえて組まれた試合だから、接戦が多くなりましたね
男子なんかは全て一桁点差のゲームだったんですね

楽しんで頂けたかな


これを終えたと同時に、暑い暑い夏に突入しております

あんまり暑すぎるので、なかなか強度を上げた練習もし辛い時期ではありますが

ここを超えたら合宿があって、後期リーグ戦やらサファイアカップやら、また楽しいことが待ってますからね


やってやりましょうね



長くなりましたが、今回はここまで

それではまた

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