講武先生からのメッセージ
インターハイ中止に続いて非常事態宣言の延長決定と、なかなか状況が好転していきませんが、チームアサヒのみんなは新しい目標に向かって、地道に一歩一歩前進していってくれていると思います。
個人練習に入ってからずいぶん時間がたったこと、感染者数の減少傾向で諸活動再開の方向に向かっていることなどから、<チームアサヒ2020>始動の準備を始めたいと思います。
<チームアサヒ>というコンセプトは、僕が旭高校に赴任した12年前「自分で全てをやろうとしないで、役割分担を明確にし、沢山の人と一緒にスケールの大きいチームをつくっていこう」と思い、チームスタッフと選手だけでなく、顧問の先生・保護者・卒業生(の保護者)等々それぞれが、プレー・サポート(指導)・バックアップと役割分担して、「高校生らしく」頑張るチームを目指すというものです。(もちろん、実際にプレーするのは選手のみんなだし、最終的な責任は僕にあります)
チームコンセプトとしては「自分の身体を壊してまでやることはないし、家庭が大変な時にやることもない。部活動はその次にあるもの。」があります。この言葉の意味するところを本当に理解できた時、チームアサヒの一員になれたと言えると思います。
具体的なチーム目標として、最初に「しっかりした高校生になること」次に「全国に通用する選手とチームになること」があります。このことについては、次回以降話していきたいと思います。
○学年別目標 3年生:最終学年の年にこの状況は、本当に悔しくて残念だと思います。9年連続関東大会出場のスタートとなった代の関東大会は開催されませんでした。でもインターハイ予選会・ウインターカップ予選会と最後までチャレンジしてくれました。この代でチームが大きくステップアップしたと思います。
プレーはもちろん学校生活・進路選択に一生懸命取り組み、こんな状況でも何ができるかを残してください。ウインターカップはもちろん、昨年先輩が頑張った3×3もあります。卒業後自分がどのようにバスケットボールに関わっていくは、今の頑張りにかかっています。
2年生:3年生と一緒に頑張ることと、次の代のことも考えて取り組むことが必要です。この春・夏の大会で、よりチームに貢献できることと責任が増え成長できるチャンスをもらえないことは、本当に大きなマイナスです。今までは、最下級生として自分のことを考えるので精一杯だったかもしれませんが、3年生を支え1年生をリードできるよう頑張ってください。
1年生:「人間は思ったところまでしかいかない」大きな成果をあげた人は高い目標を持っことができいたからです。僕は「最初に思っていたことは、頑張ればできること」だと思っています。現実に直面すると妥協して目標が低くなってしまいます。1年生に必ずやってほしいことは、旭高校に入学する前の気持ちを忘れないでほしいということです(2・3年生にも思い出してほしいです)。入学して1ヶ月が過ぎ少し忘れかけているかもしれませんが、もう1度振り返って、紙に書いて残すとか誰かに話しておくとか形に残しておいてください。
具体的な内容は今後伝えていきます。
こういう状況だからこそ、できないことばかり嘆いてないで、(小さいことでいいから)できることを探して実行していきましょう。プロの選手でも自分のできることをメッセージとして発信している人も沢山います。みんなも自分ができることを考えていきましょう。
顧問 講武達雄
「少しでも高いレベルを目指しましょう。雲から上が見通せるように」講武先生撮影