石川県のバスケットボール情報サイト | BackCourt(バックコート)

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落日

2023/11/05 23:10
  



インカレ予選最終日。タートルズに一つの終わりを告げるブザーが響き渡った。











コートに残った5人はその大きな背中を後輩に見せて。僕らは涙で見えにくくなったそれを見つめて。











瞼の裏では4年生の3人が今もバスケをしている。




僕らの中に残り続けている。




だからこそ前へと進まなければ。





堂々とでも悔しさも抱えて、僕らは金沢への帰路、新たな始まりへと向かい始めた。












日が昇るのならば、日はまた沈んでいく。



夕日に向かって必死に走った。でもいつしか世界は二藍に染る夜を嗜んでいて。




それでも新たな一歩をまた踏み出した。
落日はまた新たな日の出を待ち侘びているようだった。












巡り巡ってまた新たな世代に変わって、僕らは眩しい輝きを世界に見せつけていく。




















さてさて今回も巡り巡って出番がやってきました。
1年の後藤です。ごっそです。ごっちゃんです。ホロライブ箱推しです。






あ、い、いや特に意味はないんです。でも推しって何人いてもいいですよね、宮本、小澤マネさん。











まぁそんなことは一旦置いといて、今回は少し僕個人のことを書いていきたいと思います。













山口なのか山崎なのか敦賀なのかよく分からない先輩がごっそのブログはすごいみたいなこと言ってきたので少し緊張していますが、今回ものんびりやっていきます。





















.....最近のタートルズのブログ、インカレ予選前からその後と自分語りする人多いですよね。












なんか東海大会とか全国とか目指すだの、高校入学の際に強いところから推薦貰ってただの。










なんか、、、先輩の方々はすごいところでバスケしてたんだなぁと感心する日々です。












そういう意味だとまぁ僕のバスケ人生、いい所なんてひとつもないですよ。












これまで残してきた結果って、、、
静岡県の西部地域のBest16  が最高順位だったはずですし、中学時代なんてもっと小さい地域で予選敗退ですし、、、












なんかいっつも他人の良い結果と勇姿を指くわえて、羨ましそうに見ることしか出来なかった記憶があります。















でもなんだかんだ、恵まれてはいたと思います。











小学生の頃から自身の指導者である父からバスケを教わりながら毎日バスケに触れられる環境があって、、、






というか、気づいたら父が新しくクラブチームなんか作ってて、中学時代は週7でバスケできる環境なんてのがありましたね。







色んな講習会にも参加させてもらって色んなバスケの知識を吸収するなんてことも出来ました。










まぁ結果を残すことは出来なかったんですけど。











ただ僕にとってこの「結果」ってすごく大事なことだったことは間違いありません。









恵まれているという自覚があるからこそ、なんか結果を残せない自分にすごーくイライラして、、、










時に中学2年生の頃から伸びてない身長とか、短すぎる手足とか、フィジカル的にも恵まれてない自分自身に失望していて、、、










どんな試合も負けたくなくて、でも自分にはチームを勝たせられる才能はないなぁって何度も思って、













そして高校最後の試合もあと一勝で県大会のところで負け。














桜の木の下にはなんかもっと綺麗なものが埋まってそうだなぁと思って受験期を超えました。













そして大学生活。まぁ金沢まで来たし、真剣にバスケするのはやめてやろうと決意して、のんびりと生活し始めて5日後、













そう、たった5日後。(・д・。)
3月31日。なんかタートルズの練習に参加してました。











いやぁ早かったなぁ。













なんか僕の決意の緩さが垣間見えるような気がして嫌ですねぇ。(•з• )













いえ、違います。
全部、後藤慶のせいです。












この先輩です。同じ高校で僕たちができなかった県大会出場を実現して、変に僕らにプレッシャーを与えてきた人。












高校時代に見ていた、でも追いつけなかった背中。












あの日、後藤慶を見つけて新しく出来た友達を放っておきながら「同じ高校の先輩だから挨拶しなきゃ」と思ってなかったら、タートルズに入ってませんね。












というか、あの時無理やり「お前、バスケ部入るだろ」と言われなかったら、絶対タートルズの一員になってないです。













今11月までバスケしてるのも、なんか知らんけどバスケ好きのたくさんの人達に囲まれているのも、全部ぜんぶ後藤慶のせいです。(〃`・н・´〃)ぷんすか












だからまぁ最大限恨んで感謝することにします。











僕の人生を変な方向に進めた張本人ですし、、、ね。














そんな先輩もいずれ居なくなってしまうようで、、、










なんかこのインカレ予選を終えて、そういう自覚が芽生えました。












「いまこの瞬間、ここにいるのを大事にすれば、それだけ悲しくもなるでしょう。だけど私はその気持ちを後悔とは呼ばないと思います」
Byトール 
アニメ『小林さんちのメイドラゴン』より抜粋








前々回のブログ、「未来」ではそういえばこんな引用をしましたね。










後悔はありません。だからそれでいいのだと思います。









でも悲しいのには変わりありません。










だからこそ後悔ない未来のため今を全力で過ごしたい。









そのためには.....って













おい、今目の前で寝落ちしてる米田。




おい、なんか知らんけど体調崩してた宮部。




おい、日本シリーズで阪神が優勝して興奮してる奥。




1年生リーダーに指名されて最近すごい気合いが入ってる小松。









お前たちだぞ俺が今を全力で生きるためのきっかけになれるのは。






お前たちやぞ、これからより俺の人生を変な方向に捻じ曲げていくのは。






お前たちだぞ、俺の推しになっていくのは。





お前たちだぞ、俺がタートルズに愛を注ぐ理由になり得るのは。









自覚せえよ、このやろぉε”(ノ´・д・)ノコンニャロ-!!!




















ふむ、恥ずかしいことはこの辺にしときましょう。




















今は落日が水平線に隠るるとき。




静かな夜空に新たに明るく光る月が顔を出した。









タートルズ、今日も月が綺麗ですねっ!!!!!!




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