バスケ以前に人間性が大事
2020/12/12 19:09
今日は、大府ロケッターズさん主催の大会。
主催のロケッターズの皆様、大変お世話になりました。いつも大変お世話になります。
それから、八谷さん、審判ありがとうございました。
今日の試合は、諦めで始まりました。
子供たちは一生懸命やっています。辛い練習も、頑張れば勝ちに繋がる事を信じています。
私も、社会人まで、どんなに辛く苦しくても、その先を信じて耐えてきました。それがバスケでの自信になっています。
ですが、子供たちの信じている勝利をさせてあげられない悩みはコーチ陣たちは必ず持っています。勝てないのはコーチの責任であり、勝ちは子供たちの頑張りです。
子供たちが大きくなっても大人たちから聞いた印象強い言葉や態度は忘れずに残ります。実際に、現在高校生の私の息子と話をしていても、過去ミニバスからジャニア時代に聞いたそれが正なのか誤なのかを今となり判断出来ています。将来、バスケを続けていく子供たちに指導している大人たちは子供たちに正しいことを伝えなければならない大きな大きな責任があります。
今日の試合中、大府ロケッターズさんの審判から丁寧にご指導いただきました。とても理解しやすく、いつも暖かく見守ってくださる、とても素晴らしい指導者です。その様に正しい指導をいただけるコーチには大変感謝を致しますし、自分たちも、そのような指導が出来るコーチを目指していきたいと強く思いました。
ですが…別の試合においての負けは、子供たちに対し注意できる内容ではありませんでした。チーム外の大人が、相手チームの子供を、しかも試合中に適切で無い発言でコントロールすることは絶対に許しませんし、私たちは、それを反面教師と捉え、今後も指導に精進していきます。
息子の中学時代にお世話になった指導者の話です。試合中、相手チーム選手から暴言や態度を受けて、監督はすぐさま、スタメンをベンチにさげました。その後も、腕をくんで、一切言葉を出すことなく座っていました。
接戦でしたし、大会だった為、負けられないはずでしたが、その試合はもちろん大差で負けました。バスケより人間性をとった監督の行動でした。監督は、本当は、うちの子達は誰も試合に出したくなかった。戦わせたくない。うちの子達が必死に頑張るほどの相手ではないと言っていました。息子は今でも、自分たちを大切に思ってくれていたその監督を忘れずにいます。保護者である私としても、とても印象深く心に残っていますので、思い出話をするとあの時のことが話題にあがります。